伝承之蔵

オイヌ坂
仙台市/青葉区/星陵町

   昔、ある坂に、多くの狼が棲んでいたので、里人たちは、その狼の被害に苦しめられていた。 しかし、後三年の役のとき、源義家が家来に命じて、里人たちのために全ての狼を殺したので、その後、里人たちは安心して生活することができるようになった。 そのときに殺された全ての狼が、この坂に埋められたので、いつしか、里人たちは、この坂のことを、“オイヌ坂”と呼ぶようになったという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、オイヌ坂。東北大学医学部の構内にある。ゆるやかな坂になっていて、別名、衣紋坂とも呼ばれている。 仙台市史6には、「八幡太郎義家が安倍貞任を征伐に下向し、ここを通る時、軍兵に下知して狼を狩り埋めて行つたので、この名が出來たという」とある。


これは、オイヌ坂の碑。“オイヌ”というのは、狼の忌み言葉。



平成 18 年 2 月 10 日 ( 金 ) 掲載
令和 4 年 1 月 12 日 ( 水 ) 改訂


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