伝承之蔵

縛り不動明王
仙台市/青葉区/角五郎

   寛政年間、広瀬川の川岸に、“不動明王”と彫られている石が流れついた。 ある男が、ふざけて、その石に縄を巻きつけたところ、次々に凶事が起こったので、 里人たちは祟りを恐れて、この石を祀ることにした。 ある日、ある里人が、この石に縄を縛りつけ、「家出した家族を、家に戻してください」と、お願いしたところ、 不思議なことに、家出していた家族が、ひょっこり帰ってきたので、 いつしか、里人たちは、この石のことを、“ 縛り不動明王 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 仙台市史 特別編6 民俗 』
現地で採集した情報


現地レポート

ここに、縛り不動明王が祀られている。



この中に、縛り不動明王がある。



これが、縛り不動明王。ん〜…、ここまで縛らなくても…。 仙台市史 特別編6 民俗には、「祈願者は、その者の歳の数に合わせた長さの縄を縛りつける」という記述があるのだが、 「○歳だと○センチ」というように、決まっていたのであろうか?


平成 18 年 3 月 10 日 ( 金 ) 掲載
令和 4 年 1 月 13 日 ( 木 ) 改訂


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