伝承之蔵

袖振町
仙台市/青葉区/小田原・宮町

   昔、この里に大きな栗の木があったのだが、夜な夜な、その栗の木の上に振袖姿の美女が現われ、袖を振って通行人を誘惑していた。 ある夜、ひとりの武士が通りかかったとき、いつものように、その振袖姿の美女が誘惑すると、 危険を感じた武士が刀を抜いて、その美女に投げつけた。すると不思議なことに、その美女は音もなく姿を消した。 次の日の朝、その武士が、その場所に行ってみると、栗の木の下で大きな狸が死んでいた。 そのため、いつしか、里人たちは、この里のことを、“ 袖振町 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

ここが、袖振町。ただし、袖振町という町名は、現在はない。ちょうど、小田原と宮町の境あたりにあった。 因みに、この伝説に登場した狸を殺した武士は、新陰流の指南番である、 狭川新三郎 だという。 昔、このあたりには遊郭があったのだが、遊郭の概要は以下のとおり。


遊郭には、“赤線区域”と“青線区域”という区別があり、 当局の許可を得ているものが赤線区域、そうでないものが青線区域と呼ばれていた。当局の地図に、赤線と青線で示されていたため、そう呼ばれるようになった。 遊郭は、上の写真のようにあったと思われる。画像1〜4は、ウェブサイト「背景写真補完の会」より画像を引用させていただきました。


これが、遊郭の入口。赤丸が遊女。客は、気に入った遊女を選び、その遊女と別室へ行く。



遊女は、このような部屋に客を連れてくる。あくまでも飲食という形式をとっていたようである。しばらくの間、この部屋で食事をしながら遊女と客は会話をかわす。


その後、遊女と客は寝室に行く。ここが、寝室。



そして…、○?△!□※。



平成 18 年 6 月 18 日 ( 日 ) 掲載
令和 4 年 1 月 13 日 ( 木 ) 改訂


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