伝承之蔵

石留神社の由来
仙台市/泉区/市名坂/石止

   昔、 志波彦神 が、馬に乗って川をわたっていたところ、馬が川の中の石につまずいたため、志波彦神が落馬し、大切にしていた冠を川に流してしまった。激怒した志波彦神は、家来の神々に、川の中の石を岸に拾いあげさせ、「 この場所より下流に、石があってはならぬ! 必ず、ここで石を止めよ! 」と叫び、神社を建てて、家来の神々に番を命じた。そのため、いつしか、里人たちは、この神社のことを、“ 石留神社 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 泉市誌 下巻 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、石留神社の鳥居。



これが、石留神社の本殿。



これが、石留神社の内部。



この川は、石留神社の前を流れている川。志波彦神が落馬して冠を落としたので、いつしか、里人たちは、この川のことを、 冠川 と呼ぶようになったという。因みに、冠川は、現在の 七北田川 のこと。


これは、石留神社から見た上流。



これは、石留神社から見た下流。現在でも、この川の底には一つも石がないという。もし見えたとしたら、それは、あなたの見まちがいである。


この神社に関しては、もう一つの伝承がある。泉市誌 下巻によると、この神社の御神体は赤い礫岩で、元和五年、 沼田備前 という者が、この川の流れに逆らって上流にのぼっていく石を拾いあげて、 御霊明神 と呼んで、この石を祀ったのだという。


平成 22 年 10 月 11 日 ( 月 ) 掲載
令和 5 年 7 月 19 日 ( 水 ) 改訂


地図