伝承之蔵

太白山と独活の大木
仙台市/太白区/茂庭/太白山

   昔、 太白山 の頂上に、大きな 独活 の木があった。その独活の木が、一夜のうちに空を覆うほどに生長し、太陽の光を遮ってしまったので、田畑に太陽の光があたらなくなり、農作物が育たなくなってしまった。 そのため、里人たちは、この独活の木を伐り倒したのだが、伐っても伐っても、すぐに切り口がもとにもどってしまい、どうしても伐ることができない。 困った里人たちが、三日三晩、太白山の頂上にある 貴船神社 に、「 この大木が伐れますように 」と祈願すると、不思議なことに、その後、簡単に伐ることができたという。

参考 『 仙台市史 特別編6 民俗 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、太白山。



これが、太白山の麓にある、八幡神社の鳥居。



鳥居から道が続いている。



ずっと続いている。



さらに続いている。



やっと、八幡神社が見えてきた。



左の赤丸が、本宮。右の赤丸が、奥の殿。ここは風通しが悪いため、本宮と奥の殿の間の通路の板が腐ってしまった。そのため、現在、工事中とのこと。


これが、本宮。



これが、奥の殿。



八幡神社の近くに、貴船神社の鳥居がある。この鳥居をくぐって、いざ頂上へ!



けっこう急な坂だなぁ〜、と思った。



ん〜、もう帰りたいと思った…。



おぉぉお〜!



ん〜、ふぅ〜…。



………。



おぉ〜、これこそ貴船神社の鳥居。そして、赤丸が貴船神社。



これが、太白山の頂上にある貴船神社。



太白山の頂上からの景色。



仙台の埋もれ木や亜炭は、この独活の大木を伐ったときに飛び散った木っ端が、地中に埋もれてできたのだという伝承がある。


古老の話によると、貴船神社には、 閖上石巻 の漁師さんも参詣にくるという。その理由を尋ねたところ、「この近海を船で通るとき、いちばん最初に見えるのが太白山だから」という答えであった。


平成 18 年 3 月 13 日 ( 月 ) 掲載
令和 5 年 7 月 12 日 ( 水 ) 改訂


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