伝承之蔵

蛸薬師
仙台市/太白区/根岸町

   昔、この里に洪水があり、大きな被害を受けたことがあった。水がひいた後、里人たちは、ある池の中島に、 に吸いつかれたまま流れついた薬師如来像があるのを発見。 その後、その池の近くに、この薬師如来像を祀った堂を建てたので、いつしか、里人たちは、この薬師如来像のことを、“ 蛸薬師 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

この伝承の池は、現存していない。仙台市史 6には、「 池の西に堂を建てゝ 」とあるので、長町病院あたりは、池だったと思われる。


これが、蛸薬師の入口。



これが、蛸薬師の本殿。



上の写真は、境内にある説明文。仙台市史 6によると、ある日、イボで悩んでいた女性が、 蛸断ち をして、この蛸薬師に祈願したところ、不思議なことに、すぐにイボが治癒した。そのため、その後、遠方からも多くの里人が、この蛸薬師に祈願に来たという。


これは、 御前仏様 。この御前仏様に水をかけて、病んでいるところをさすりながら祈願すると、本尊にかわって、悪いところを治してくれるらしい。


平成 18 年 5 月 20 日 ( 土 ) 掲載
令和 5 年 7 月 12 日 ( 水 ) 改訂


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