伝承之蔵

薬師堂の薬師如来と白山神社の神との約束
仙台市/若林区/木ノ下

   昔、この里にある白山神社の境内が広かったため、その境内に薬師堂が建てられた。 ある日、薬師堂の薬師如来が、「 白山神社の神よ、薬師堂の所有地は狭くてかなわん。どうか、土地を貸してくれないだろうか? 」と頼んだところ、 白山神社の神が、「 薬師堂の薬師如来よ、困ったときは、お互いさまじゃ 」と言って快諾。 薬師堂の薬師如来と白山神社の神は、十年という約束で土地の借用証書を作成した。 ところが、そのとき、薬師堂の薬師如来が、白山神社の神に気づかれないように、借用証書に書いてある十年の十の文字に、“ ノ ”を書きくわえて、 “ 千 ”にしてしまったため、現在でも、薬師堂は広い土地を所有し続けているという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、陸奥国分寺薬師堂。慶長十二年、 伊達政宗 によって再建された。



これが、白山神社。薬師堂の隣にある。



これが、白山神社の本殿。



平成 18 年 5 月 29 日 ( 月 ) 掲載
令和 4 年 2 月 8 日 ( 火 ) 改訂


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