伝承之蔵

栽松院の猫塚
仙台市/若林区/連坊

   昔、仙台藩に、草刈昌之丞という武士がいた。 昌之丞は、猫を飼っていたのだが、この猫が、しばしば、隣に住んでいた片倉小十郎の飼っている鶏を襲って食べていたので、 ある日、とうとう、小十郎は激怒し、塀の上で日向ぼっこをしていた猫を、鉄砲で撃ち殺してしまった。 飼っていた猫を殺された昌之丞は悔しく思ったが、小十郎が仙台藩の家老だったので抗議することもできず、 後日、 栽松院 の境内に猫塚を築き、懇ろに弔ったという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、栽松院の入口。



これが、栽松院の山門。



これが、栽松院の本堂。



これが、猫塚。栽松院の歴代の住職は、「 この塚は、どういう由来があるのですか? 」と尋ねられても、片倉家に遠慮して、「 さぁ…、昔のことなので知りません… 」と答えたという。


これが、現代版の猫塚。



ケン、ニャンコ、ミッキー。猫塚の伝承は、今も生きている。



平成 18 年 5 月 29 日 ( 月 ) 掲載
令和 4 年 2 月 23 日 ( 水 ) 改訂


地図