伝承之蔵

鶴塚
仙台市/若林区/三本塚/赤沼西

   昔、この里に 赤沼 という沼があり、その沼の近くに、ひとりの美女が住んでいた。しかし、この美女が、里人たちと、まったく会話をしなかったため、ある日、里人たちが、この美女の家を訪ねて、「 あなたは、どこからきたんですか? 」と尋ねたのだが、それでも、その美女は、まったく口をきこうとはしなかった。そのため、ある里人が激怒し、 「 なんで答えないんだよ! 」と叫び、その美女に剣で斬りかかったところ、たちまち、その美女は大蛇となって、どこかへ飛び去ってしまった。驚き恐れた里人たちは、そのとき使用した剣を埋めて塚を築き、“ 剣塚 ”と呼んで敬った。その後、“ ツルギ塚 ”が“ ツル塚 ”となり、さらに、“ 鶴塚 ”になったという。

参考 『 仙台市史 6 』
現地で採集した情報


現地レポート

赤沼は、現存していない。古老の話によると、上の写真のあたりに、昔、赤沼があったという。



鶴塚の場所に関しては、公益財団法人仙台ひと・まち交流財団のウェブサイトに掲載されているので、そちらを参照してください (削除されていなければ、ここをクリックすれば当該映像を閲覧できます)。


平成 18 年 7 月 26 日 ( 水 ) 掲載
令和 5 年 7 月 11 日 ( 火 ) 改訂


地図