伝承之蔵

チクサイ・ジョウラク・テンテルコ
気仙沼市/本吉町中川内

   昔、この里に、チクサイ・ジョウラク・テンテルコという三つの山があり、それぞれの山に三人姉妹の神が住んでいた。ジョウラクとテンテルコの二人の神は、毎朝、高下駄を履いて 大神宮山 に参詣することを日課としていたのだが、ご飯の鍋を炉端にかけ、薪をたきつけてから参詣し、ご飯が炊き上がる前には帰ってきていたという。

参考 『 本吉町誌U 』
現地で採集した情報


現地レポート

上の写真が、この伝承の山。右側から、チクサイ。ジョウラク。テンテルコ。古老の話によると、「 それぞれの山の頂上には、三人姉妹の神を祀った塚がある 」とのこと。 昭和 初期、その古老が子供の頃、この三つの山を宮城県の職員が調査したのだが、この古老も一緒にテンテルコに登り、ずっと、その調査を見ていたという。因みに、この伝承の三人姉妹の神に関して、その詳細は不明である。


これが、チクサイ。



これが、ジョウラク。



これが、テンテルコ。



上の写真の赤い矢印が、チクサイ・ジョウラク・テンテルコがある場所。大神宮山までは1.5キロほどの距離である。この里の周辺には伊勢地方の地名が多く残っているため、伊勢地方から移ってきた里人が大神宮を祀ったと思われる。もし、この伝承の三人姉妹の神が、その大神宮山に参詣していたとすると、チクサイ・ジョウラク・テンテルコに祀られているのは巫女である可能性が高い。


平成 18 年 1 月 11 日 ( 水 ) 掲載
令和 6 年 2 月 14 日 ( 水 ) 改訂


地図