昔、
千松大八郎
・
千松小八郎
という兄弟が、この里でキリスト教を布教していたのだが、この千松兄弟は、「キリスト教を信じる者は、必ず、幸せになります。たとえば、心の底からキリスト教を信じれば、柿の種を金に変えることもできるんですよ。まずは、キリスト教を信じることです」と言って布教していたので、この噂を聞いた仏教徒が激怒し、「キリシタンは、怪しげな術を使って柿の種を金に変え、この里の者たちを騙そうとしている」と中傷。その中傷を信じた里人たちが、その後、柿の木を植えなくなったため、この里には、現在でも柿の木が一本もないという。
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