伝承之蔵

かめよ淵
加美町/宮崎/三ケ内八番

   昔、この里に、猪俣 という豪農が住んでいて、その屋敷では多くの女中が働いていた。それらの中にかめよという女中がいたのだが、ある日、かめよが屋敷の掃除をしていたとき、かめよの不注意から、代々、家宝とされている皿を割ってしまった。家宝を壊した者は手打ちになる決まりがあることを知っていたかめよは、悩んだ末、「手打ちにされるよりは…」と思い、ある淵に身を投げて死んでしまった。そのため、いつしか、里人たちは、この淵のことを、“ かめよ淵 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 宮崎町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

これは、この里にある熊野神社。かめよ淵は、この熊野神社の裏の崖の下にあった。ただし、現在は、埋め立てられて田になっている。


上の写真は、熊野神社の裏から崖の下を撮影したもの。



平成 21 年 4 月 27 日 ( 月 ) 掲載
令和 6 年 1 月 17 日 ( 水 ) 改訂


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