生き埋めにされた女中の呪い |
加美町/君ケ袋/前田屋敷 |
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昔、この里に、大きな館を構えた領主が住んでいて、その館では多くの女中が働いていたのだが、ある日、その女中の一人が、領主が大切にしていた皿をわってしまった。これを知った領主は激怒し、その女中を庭にあった井戸に投げ入れ、その井戸を埋めて女中を生き埋めにしたところ、「 あの後、毎晩のように、この女中の亡霊が館に現われ、『 一枚…、二枚…、三枚… 』と皿の数をかぞえている 」という噂がささやかれるようになり、女中たちは、たいそう不安を感じながら、その館で働くようになった。そして、その数百年後、この館跡に建てられた屋敷に、 後藤喜三 さんが住むようになったのだが、ある日、喜三さんの妻が、原因不明の眼病になったとき、心配した喜三さんが祈祷師に祈祷してもらったところ、「 これは、昔、井戸に埋められた女中の祟りです 」とのことだったので、すぐに、喜三さんは供養碑を建てて、その女中を供養した。すると不思議なことに、喜三さんの妻の眼病は、たちまち治癒したという。
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現地レポート |
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宮崎町史では、後藤喜蔵と記述されているが、これは、後藤喜三の誤りである。赤い矢印は、後藤家の本家の屋敷。
平成 21 年 5 月 6 日 ( 水 ) 掲載
令和 6 年 1 月 18 日 ( 木 ) 改訂
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