伝承之蔵

ウゴケ・タゴケと御手取神社
加美町/鳥屋ヶ崎/山畑中
加美町/柳沢/寺沢

   昔、 鳥屋ヶ崎 にウゴケ・タゴケという二つの大きな穴があったのだが、ある日、ある里人が、この穴に を投げ入れたところ、遠く離れた 柳沢御手取神社 の穴から出てきたという。

参考 『 宮崎町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

これは、鳥屋ヶ崎にある愛宕山の東側の入口。



愛宕山の東側の入口から入って、10メートルほどのところに、ウゴケ・タゴケがあった。因みに、ウゴケは漢字で金苫と書き、タゴケは短苫と書く。


古老の話によると、ウゴケ・タゴケの穴は三十五年ほど前に崩落してしまったとのこと。上の写真は、崩落した現場。かなり深い沢になっている。


上の写真は、崩落後のウゴケ・タゴケ。赤い矢印は、倒れている杉の木。「 この杉の木は、崩落後に植えたはずなのに、なぜ倒れているのかな? 」と思い、古老に聞いてみたところ、「 今でも、大雨が降ったときは、少しずつ崩落を続けているみたいだね。だから、地面がゆるんで杉が倒れるんだよ 」とのことであった。


これは、柳沢にある御手取神社の鳥居。ウゴケ・タゴケからは、4キロほど離れている。



これは、御手取神社の本殿。



御手取神社の境内には、水道の設備が設置されている。



これは、その記念碑。



宮崎町史には、「 霊水絶ゆることなしとして御手取水神を祀る 」とあり、現在も、その霊水は里人たちの飲料水となっている。上の写真の赤い矢印が、その霊水。


これが、霊水。



宮崎町史に、「 御手取りの穴は鳥屋崎の金苫・短苫に通じ、霊水絶ゆることなし 」とあるので、上の写真の水道の設備がある場所に、金苫・短苫に通じている穴があったのであろう。


平成 21 年 5 月 6 日 ( 水 ) 掲載
令和 6 年 1 月 18 日 ( 木 ) 改訂


地図