伝承之蔵

狢沢の鯰
加美町/谷地森

   昔、 狢沢 にある大きな池に、ササ坊とトサ坊という が棲んでいたのだが、ある日、百年に一度という洪水があり、この池の堤が決壊したところ、ササ坊とトサ坊が洪水に流されて、ある大きな屋敷に流れこみ、トサ坊は、屋敷の者たちにとらえられてしまった。そのとき、ササ坊は、水の中から、「 トサ坊〜!トサ坊〜! 」と叫び続け、トサ坊も、「 ササ坊〜!ササ坊〜! 」と叫びながら屋敷の中で激しく暴れたので、その影響で屋敷がグラグラと揺れはじめ、驚き恐れた屋敷の者たちが、トサ坊を水の中に逃がしてやると、ササ坊とトサ坊は、仲良く池に帰っていったという。

参考 『 宮崎町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、この伝承の池。現在は、狢沢2号溜池と呼ばれている。昔、この里は、狢沢と呼ばれていたのだが、現在、住所として正式に残っている地名は、 東狢沢山 のみである。


これは、狢沢2号溜池の碑。



その説明文。



上の写真が、狢沢2号溜池。



平成 21 年 5 月 6 日 ( 水 ) 掲載
令和 6 年 1 月 19 日 ( 金 ) 改訂


地図