比丘尼坂 |
加美町/谷地森/比久尼坂 |
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昔、この里が、たいへんな凶作だった年があったのだが、ある日、一人の尼が、ある坂を通っていたところ、奇妙な男が、その尼に、「 逮夜 の法要に行ってきたのか?そこでは、餅を食べたか? 」と聞いてきたので、その尼が、「 食べてきました 」と答えると、さらに、その男は、「 餅を食べた後、お湯を飲んだか? 」と聞いてきたので、その尼が、「 お湯は飲みませんでした 」と答えると、その男は、その場で尼を殺し、尼の腹から胃袋をとりだすと、その胃袋に残っていた法要のときに食べた餅を食べはじめた。そのため、いつしか、里人たちは、この坂のことを、“ 比丘尼坂 ”と呼ぶようになったという。
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