伝承之蔵

キリシタンの宝物
加美町/宮崎/坂下三番

   昔、大阪の陣のとき、豊臣側は、莫大な金銀をつかって日本中から浪人をかき集めたので、この里からも、「 よし!この戦争で手柄をたてて、立派な武士になってやる! 」と思った者たちが、ぞくぞくと大阪に向けて旅立った。そして、その者たちは、大阪城内でのキリシタンたちの豪華なふるまいに心酔し、次々にキリスト教に入信。そのため、大阪の陣の後、そのような者たちが、この里に、キリシタンに関する貴重な物を持ち帰ってきたという。

参考 『 宮崎町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

上の写真は、この伝承のような者たちが持ち帰ったのではないかといわれている、ダイウス様を祀った御堂。



これが、ダイウス様。故・ 今野養蔵 さんの屋敷の庭にある。



宮崎町史には、「 この像はゼウスの神で、胸に穴があり、切支丹弾圧から逃れるためはめこんだ十字をくりぬいた跡と伝えられる。毎年十二月二十五日には赤い帽子と赤い着物が新しく着せ替えられ、十二の団子を供えて祭るのが習わしとなっている。又参拝する人の家の中には歳徳神に注連縄を張らず、単に一枚の紙に松の枝葉を十字に組んであげる等、かくれキリシタンの名残かと思われるところがある 」とある。


現在、今野家では多くの牛を飼育している。上の写真は、その事務所。



私が今まで見てきた中で、最もシンプルな看板。個人的には嫌いではない♪



おっ!牛がいた!



私が近づくと、牛も近づいてきてくれた♪そこで、私が、「こんにちは♪」と挨拶すると…。



知らん顔された…。なんで?



平成 21 年 5 月 28 日 ( 木 ) 掲載
令和 6 年 1 月 22 日 ( 月 ) 改訂


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