伝承之蔵

三なし
丸森町/小斎

   昔、この里には、ほとんど石が見あたらず、たいへん多くの酒好きが住んでいた。また、特に、佐藤家が里を支配していた時代、この里には、二百余の屋敷があったのだが、農業で生活をしていた家は、たったの四軒で、他の家は、武士などで生活するという、「 石なし、下戸なし、百姓なし 」の状態であった。そのため、いつしか、里人たちは、この里のことを、“ 三なし ”と呼ぶようになったという。

参考 『 丸森町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

「 石なし、下戸なし、百姓なし 」という諺は、他の里では、「 小斎の里は、『 石なし、バカなし、百姓なし 』だ 」と置き換えられたこともあったという。


平成 21 年 8 月 2 日 ( 日 ) 掲載
令和 5 年 8 月 29 日 ( 火 ) 改訂