伝承之蔵

なぜ、温泉が○○になったのか?
松島町/松島/湯ノ原

   昔、この里には、上質の温泉が湧いていたのだが、ある日、一人の女性が、その温泉で洗濯をしていたところ、ある旅の僧が近づいてきて、「 長旅で疲れているので、この温泉に入らせていただきたいのですが… 」と頼んだ。ところが、その女性は、「 なんて汚い僧なんだろう。きっと、乞食に違いないわ! 」と思い、「 これは温泉ではありません!ただの水なので、帰ってください! 」と断ると、その旅の僧は、「 そうですか…、それではしかたないですね 」と言って立ち去った。ところが不思議なことに、その後、本当に、その温泉が水になってしまったという。

参考 『 松島町誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

この伝承の僧は、弘法大師であった。この女性が、弘法大師に意地悪をしたため、湯ノ原の温泉が涸れてしまった。因みに、伝承の世界では涸れてしまった温泉も、現実の世界では湧き続けていて、この里には、霊泉亭と松泉閣という二つの温泉旅館がある。


これが、霊泉亭。なんとも、趣のある旅館である。



これが、松泉閣。しかし、残念なことに、すでに廃業していた…。た…、祟りじゃぁ〜、弘法様の祟りじゃぁ〜!

((( p(>o<)q ))) ギャアアア!!!



平成 19 年 10 月 31 日 ( 水 ) 掲載
令和 5 年 10 月 31 日 ( 火 ) 改訂