烏不動尊 |
松島町/竹谷/町裏 |
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昔、この里に、たいへん貧しい里人が住んでいた。その里人が、ある夜、仕事から帰ってきたとき、玄関の前で何か大きな物につまずいたことがあったのだが、その里人は、たいへん仕事で疲れていたので、「 ん?何だこれは?まぁ、いいか…、眠いし… 」と思い、そのまま家の中に入って寝てしまった。翌朝、玄関の前を見てみると、真っ黒な不動明王の木像があったので、その里人が、その不動明王を庭の隅に置いておいたところ、その不動明王が、しばしば夢に出てきて、「 俺は、もともと、丹後の国から 涌谷 のワダヌマに移されたのだが、そこに安置されるのがいやだったので、この里までやって来た。もし、ここに俺を祀ってくれたら、代々、おまえの一族が生活に困ることがないようにしてやるぞ 」と言うので、その里人が、その不動明王を祀ったところ、不思議なことに、その里人の家が、突然、豊かになり、代々、生活に困ることがなくなった。そのため、いつしか、里人たちは、その真っ黒な不動明王のことを、“ 烏不動 ”と呼んで信仰するようになったという。
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