伝承之蔵

釜ノ沢地蔵
松島町/根廻/蒜沢

   昔、江戸に住んでいた若い男性が、ある事情で相思相愛の女性と結婚できないことを悲しみ、江戸を離れて陸奥に向かって旅に出たのだが、同時に、江戸に残された女性の方も、その男性のことを忘れることができず、その男性を追って陸奥に向かって旅に出た。一方、その女性の父親も、娘を江戸に連れ戻そうとして陸奥に向かい、この里で娘に追いついたのだが、どんなに、父親が、「 あんな男のことは忘れて、おれと一緒に江戸に帰るぞ! 」と説得しても、娘は、「 いやです!私は、絶対に彼と結婚します! 」と叫び、どうしても父親の説得に応じなかった。そのため、父親は激怒し、「 おまえのような女は、おれの娘ではない!地獄に落ちろ! 」と叫んで娘を斬り殺し、そのまま江戸に帰っていった。その後、この娘の死を哀れんだ里人たちが、娘の遺体を葬って、その上に石を置き、“ 釜ノ沢地蔵 ”と呼んで、その娘を供養したという。

参考 『 松島町誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

古老の話によると、「 昔は、釜ノ沢地蔵への道があったんですが、今はありません。道が管理されていて、場所を知っている人であれば、二十分ぐらいで到着します 」とのこと。釜ノ沢地蔵への経路に関しては、その古老から詳細な情報を得ているのだが、初めて行く山中では、道に迷う可能性もあり、熊・猪・蜂などに襲われる可能性もある。ん〜、行くか行かないか迷うところである…。

ヽ(´〜`;)コワイヨォ〜



平成 19 年 11 月 18 日 ( 日 ) 掲載
令和 5 年 11 月 5 日 ( 日 ) 改訂


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