初原の鷹とり名人 |
松島町/初原 |
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昔、この里に、 千葉養吉 という、鷹とりの名人が住んでいた。養吉は、獲った鷹を一ヶ月ほど飼い慣らした後、江戸の将軍家へ献納していたのだが、当時、将軍家に献納する鷹を持って旅をする者は、江戸で献納の儀をすませるまでは、両刀をさすことも許されるなど、武士と同等の待遇を受けることができた。将軍家に鷹を献納した後、この里に帰る途中の宿場町で、あびるほど酒を飲むのが養吉の楽しみだったのだが、そのとき、鷹とりの名人であった養吉は、店から、武士よりも良い待遇でもてなされたという。
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