伝承之蔵

赤井の由来
美里町/大柳/赤井前

   ある日の夕方、ある里人が散歩をしていると、池の底で火が燃えているのが見えた。その里人は、「 なんで、水の中で火が燃えているんだ! 」と、この不思議な現象に驚き恐れ、一目散に逃げ帰ったのだが、その後、「 この里には、火の井戸がある! 」という噂が広まったので、いつしか、里人たちは、この里のことを、“ 火井=かい ”と呼ぶようになった。その火井が、後に、 “ 赤火=あかひ ”となり、さらに、“ 赤井=あかい ”になったという。

参考 『 南郷村誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

昔、この里の地中には、メタン瓦斯が多く含まれていたので、このような伝承があるのだと推量される。この里に住んでいた故・ 鈴木良策 さんの屋敷では、湯を沸かすなどの日常生活は、全てメタン瓦斯を使用していたという。故・鈴木良策さんの子孫の方の話によると、「 現在は、そのような瓦斯は使用していません 」とのこと。当然か…。


平成 19 年 1 月 3 日 ( 水 ) 掲載
令和 5 年 12 月 31 日 ( 日 ) 改訂


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