伝承之蔵

続明神
美里町/練牛

   昭和 五年、ある里人の畑で基盤整備の工事をしていたところ、たくさんの古銭が出土したので、里人たちは、「 これは、夕日長者の隠し財産に違いない! 」と思い、家宝にするため、その古銭を持ち帰ろうとした。しかし、ある里人が、「 古銭を持ち帰るな!そんなことをしてはいけない! 」と諫め、出土した古銭を涌谷警察署に届けた後、里人たちが 神降ろし をしたところ、「 古銭が出土した場所に神社を建てて、その古銭を祀れ!決して他の場所に移してはならない! 」と、お告げがあったので、里人たちは、お告げのとおりに神社を建てて、“ 続明神 ”と呼んで、敬ったという。

参考 『 南郷村誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、続明神。故・ 中野基 さんの屋敷の庭にある。南郷村誌に、「 續明神として一貫五百目ほどの古銭を祀つて居る。それが悉く支那錢のみで四十餘種である 」という記述があったので、基さんの子孫の方に、その真偽を確認したところ、実物の古銭を見せてもらうことはできなかったが、「 村誌に記述されているとおりです 」とのことであった。また、同じく、南郷村誌に、基さんが、「 續明神祭祀由来 」という古文書を所蔵しているとの記述があったので、この件に関して、基さんの子孫の方に聞いてみたところ、「 なくしちゃった♪ 」とのことであった。(^〜^;)ゞ


これは、続明神の板碑。基さんの子孫の方の話によると、「 昔は、鳥居もあり、旗もたてていました。また、三月と九月には、祭りもやっていたんですが、今はもう… 」とのこと。


平成 19 年 1 月 7 日 ( 日 ) 掲載
令和 6 年 1 月 2 日 ( 火 ) 改訂


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