伝承之蔵

針の薬師如来
大衡村/大衡/針

   昔、この里に 円珍 が滞在したとき、里人たちは、流行していた疫病に、たいへん苦しめられていた。心を痛めた円珍は、里人たちのために、自らの手で薬師如来像を刻み、祠を建てて安置したという。

参考 『 大衡村誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、薬師如来堂の入口。



これが、薬師如来堂。古老の話によると、「 現在、薬師如来像は、この堂ではなく、近くにある 昌源寺 で管理している 」とのことであった。現在、実際に、薬師如来像が昌源寺に保管されているかは未確認である。


これも未確認の情報なのだが、昌源寺では、薬師如来像とともに、ある木の面を管理していて、その面は、疫病の中でも、特に、腸チフス除けに霊験があるという。昔は、この面を病人の枕元に安置して祈願すれば、すぐに、病気が治癒すると信じられていた。古老の話によると、「 家で祈願した後、この面を薬師如来堂に返す途中、背中に背負った面が暴れると、不治の病。暴れないと、すぐに治癒する 」とのこと。


平成 18 年 12 月 21 日 ( 木 ) 掲載
令和 5 年 12 月 14 日 ( 木 ) 改訂


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