長者の娘と白い犬 |
大郷町/土橋/宮林 |
大郷町/鶉崎/大小寺 |
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昔、この里に、酒造りで財を成した長者が住んでいた。その長者の夫婦には一人娘がいたのだが、とても美しく心の優しい娘であった。ある日、親子三人で御伊勢参りに出かけ、無事に御参りをすませた帰り道、どこからともなく現われた一匹の白い犬が、この親子の後ろについてきた。そして、その犬が娘になついたので、長者は、この犬を屋敷で飼うことにした。 ある年、あることを祈願するため、長者の娘を 人身御供 にすることになったのだが、娘を人身御供にする三日前の夜、その犬が長者の夢に現われ、 「 私を人身御供にしてください。どうか、恩返しをさせてください 」 と言って姿を消した。そのため、長者は、里人たちと相談した後、犬を娘の身代わりとして人身御供にすることにした。 犬を人身御供にした夜は、真っ黒な雲が空を覆って激しい雨が降り、長者の屋敷に集まった里人たちは、悲しみの表情で一夜を明かした。翌朝、長者と里人たちが犬を人身御供にした場所に行ってみると、一匹の大きな狸が血まみれで死んでいて、その横には、長者の娘が可愛がっていた犬が、哀れな姿で死んでいたという。
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現地レポート |
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これが、二渡神社の鳥居。
これが、二渡神社の本殿。
これが、諏訪神社の入口。
これが、諏訪神社の本殿。
平成 27 年 12 月 4 日 ( 金 ) 掲載
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