小山の狐塚 |
大郷町/鶉崎/狐塚 |
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昔、この里にある小さな山に、子供のいない年老いた白い狐が棲んでいた。ある日、その狐が居眠りをしていると、 「 俺は、天から捨てられたんだ ! 」 と大きな声がしたので、声のする方に行ってみると、捨てられた赤ん坊が泣いていた。狐は、 「 俺には子供がいないから、神様が授けてくれた ! 」 と喜び、昔、この小山に住んでいた 小次郎 という力持ちの男に因み、小次郎と命名して大切に育てた。 ある日、狐は、成人した小次郎を呼んで、 「 お前も立派な男になったのだから、もう、この小山にいてはいけない。それが、狐の世界の掟なのだ 」 と話し、その日の夜、小次郎を京の都に旅立たせることにした。 丑三つ時 には、多くの狐たちが集まって提灯を灯し、小次郎を先頭にした長い行列が続くようになっていた。そして、ある場所までくると、狐は、 「 ここで、お別れだ … 。京の都では一生懸命に修業して偉くなるんだぞ。偉くならないうちは、小山に帰ってくることは許さない。では、元気でな … 」 と言って、小次郎の姿が見えなくなるまで、涙ながらに見送った。 京の都に着いた小次郎は、めきめき頭角を現わし、あっという間に出世して天皇から将軍の位を授かると、多くの家来を従え、たくさんの財宝を馬に積んで小山に帰ってきた。その様子を小山の上から見ていた狐は、たいそう喜び、立派になって帰ってきた小次郎の姿を見て安心したのか、その場に倒れて死んでしまった。すぐに駆けつけた小次郎は、 「 お父さん ! お父さん ! 」 と叫びながら、いつまでも泣き崩れていた。その後、小次郎は、この小山に塚を作り、京の都から持ってきた財宝と一緒に狐を手厚く葬ると、 “ 小山の狐塚 ” と命名して懇ろに弔ったという。
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現地レポート |
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残念ながら、現在、この小山の狐塚は現存していない。狐塚という地名が残っているのみである。
![]() ![]() すぐに、焼酎を買いに酒屋に行ってみると、 “ 渋抜き職人 ” という専用の焼酎が売っていた。
さっそく家に帰って焼酎に渋柿をつけてみる。
器に焼酎を入れて … 。
これで完成 ! しかし、こんな簡単な方法で本当に渋抜きができるのだろうか … 。
平成 27 年 12 月 8 日 ( 火 ) 掲載
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