床寒山の美女 |
大郷町/ 大松沢/成田川 |
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昔、この里の若い 樵 が、 床寒山 で大木に登って枝を 伐って いたところ、持っていた鉈を木の下にあった池に落としてしまった。しばらくすると、その池の水面に美しい娘の姿が映ったので、樵は、 「 なんだ ? あの娘は … 」 と思い、木の下に降りて水面をジッと見てみると、その娘は、 「 私を見たことは忘れてください。 そのかわり、あなたが池に落とした鉈を探してあげます。約束してくれますか ? 」 と樵に話しかけてきた。そして、樵が、 「 誰にも話さないから、私の鉈を探してください 」 と答えた瞬間、娘は音もなく水面から消えた。 驚き恐れた樵が、人の気配を感じて後ろを振り向くと、いつの間にか娘が鉈を持って立っていて、 「 大切に使ってくださいね 」 と言って樵に鉈を渡すと、娘の姿はス 〜 ッと消えてしまった。樵が、ふと、娘が消えた場所を見てみると、そこには立派な 黄楊 の櫛が落ちていた。その櫛を拾った樵は一目散に屋敷に帰り、すぐに鉈と櫛を仏壇に納めて、娘のことは、一生、誰にも話さないと誓ったという。
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現地レポート |
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平成 27 年 12 月 24 日 ( 木 ) 掲載
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