伝承之蔵

九門長者 2
利府町/飯土井/長者

   昔、この里に、 九門長者 という長者が住んでいた。豪華絢爛な屋敷に住み、多くの召し使いたちと生活していたのだが、この長者が屋敷を建てるとき、永遠の繁栄を祈願して、雌雄一対の黄金の鶏を屋敷の下に埋めたという。

参考 『 利府町誌 』
現地で採集した情報


現地レポート

これは、九門長者の屋敷跡への入口。



これは、近くにあった説明文。



これは、この伝承に関連している場所の全体図。



これが、 伊豆佐比売神社 の鳥居。



これが、伊豆佐比売神社の本殿。



これが、九門長者の屋敷跡。この屋敷跡のどこかに黄金の鶏が眠っている。黄金の鶏の大きさは不明。九門長者は、今から千年以上前、奥羽でも有名な豪農だった。


これは、長者たちが使っていた井戸。利府町誌には、「 当時廻したという外濠や長者の井戸というのが今も東北隅附近にある 」とある。長者の井戸はあったのだが、外濠はなかった。古老の話によると、「 道路整備のときに、なくなったのかもしれない… 」とのこと。


外濠と思われるのは、この写真の場所と、下の写真の場所くらいであった。



外濠といえば、外濠かな…。



これは、伊豆佐比売神社の本殿の近くにある欅の木。残念ながら、火災で焼けてしまった。現在は、根が残っているのみである。昔、この欅の木の洞に、毎年、狐が子を生んだので、里人たちは、欅の木の下に稲荷神社を建てた。


これが、その 飯土井稲荷明神



古老の話によると、昔、伊豆佐比売神社の境内に、2本の桜の木と1本の公孫樹の木があったのだが、ある里人が、「 なんだ! 邪魔な木だな! 」と言って、すべて伐ってしまった。すると、しばらくして、その里人は、原因不明の病気にかかって死んでしまったという。


これが、伐採された桜の木 @。



これが、伐採された桜の木 A。



これが、伐採された公孫樹の木。



平成 18 年 3 月 25 日 ( 土 ) 掲載
令和 5 年 8 月 14 日 ( 月 ) 改訂


地図