試力石 |
利府町/神谷沢/館ノ内 |
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昔、この里に、 平田五郎 という者が住んでいた。ある日、五郎が、偶然、ある狐が忘れていった玉をひろったことがあったのだが、狐が、五郎に、「その玉は、私が大切にしているものです。どうか、返してください」と頼むと、五郎は、「ああ、いいよ」と言って、その玉を、狐に返した。すると、狐は、「ありがとうございます。お礼に、あなたに怪力をプレゼントしましょう」と言い残して、森に帰っていった。数日後、五郎が、「怪力をプレゼントする?どういう意味だったのかな…」と思い、試しに、近くにあった大きな重い石を持ち上げてみたところ、不思議なことに、その大きな重い石を、軽々と持ち上げることができた。そのため、いつしか、里人たちは、この石のことを、“ 試力石 ”と呼ぶようになったという。
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