伝承之蔵

弘海坊の遺言
七ヶ宿町/滝ノ下

   昔、この里にある 米沢屋 という宿に、 弘海坊 という僧が滞在したことがあったのだが、しばらくして、この僧が重い病気になり、あとは死を待つばかりという状態になってしまった。ちょうど、そのとき、この里で火事が頻発していたので、死を覚悟した弘海坊は、里人たちに、「 私が死んだら、団子を三つ作って私の遺体と一緒に埋め、三年後に掘りおこせ。そして、もし、その団子が、火打ち石のように硬くなっていたら、私を火伏せの神として祀れ。そうすれば、この里に火事はおきなくなるだろう 」と遺言して死んだ。三年後、弘海坊の遺言にしたがって墓を掘りおこしてみると、弘海坊が言ったとおり、団子が火打ち石のように硬くなっていたので、里人たちが、弘海坊を火伏せの神として祀ったところ、不思議なことに、その後、この里には火事がおきなくなったという。

参考 『 七ヶ宿町史 生活編 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、弘海坊の墓への入口。赤い矢印の階段を上っていく。



これは、近くにあった説明文。



この階段を上っていく。



けっこう、上っていく。



これが、弘海坊の墓。因みに、現在でも、毎年4月15日に供養が行なわれている ( ここをクリックすれば当該資料を閲覧できます )。


この下に、弘海坊が眠っている。



ん?



火がついたままロウソクが放置されているようですが…、火事は大丈夫ですか…。



この伝承にある米沢屋に関しては、七ヶ宿町の観光サイトに掲載されているので、そちらを参考にしてください ( 削除されていなければ、ここをクリックすれば当該資料を閲覧できます。削除されていた場合は、ここをクリックしてください )。


平成 19 年 5 月 4 日 ( 金 ) 掲載
令和 5 年 10 月 8 日 ( 日 ) 改訂


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