伝承之蔵

豆腐と蒟蒻
色麻町

   昔、この里で、ある豆腐が、棚から落ちて怪我をしたことがあった。その噂を聞いた 蒟蒻 が、わざわざ、豆腐のところに御見舞いにきて、「 豆腐や、豆腐!棚から落ちて怪我したんだって?災難だったなぁ 」と慰めると、豆腐は、「 おまえは、元気そうで良いなぁ 」と言って羨ましがったのだが、蒟蒻は首をふりながら、「 そんなことねぇ。毎晩、毎晩、コンニャク( 今夜、食う )、コンニャク( 今夜、食う )と言われるんで、生きた心地がしねぇ! 」と答えたという。

参考 『 色麻町史 』
現地で採集した情報