ひっちがい婆さん 1 |
色麻町/四竃/町西 |
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寛政 年間、この里に、たけという老婆が住んでいたのだが、この老婆には、 ひっちがい を治癒させるという不思議な力があった。この老婆に、ひっちがいを治してもらった里人たちは、その御礼として、老婆の好んだ煙草や御菓子などを持ってきたのだが、その老婆は、煙草などの御礼の品は、貧しい里人たちに分け与え、御菓子などの御礼の品は、老婆の家に集まってくる子供たちに分け与えた。そして、その老婆は、「 私を神として祀り、ひっちがいの治癒を祈願してくだされば、必ず、ひっちがいを治癒させます 」、「 御供えされた御菓子などは、子供たちの自由にさせてあげてください。けっして叱ることのないように 」と遺言して死んだので、里人たちは、その遺言に従い、老婆の屋敷の庭に石の堂を建てて、老婆を神として祀り、御菓子などの御供え物は、子供たちの自由にさせたという。
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