伝承之蔵

ひっちがい婆さん 2
色麻町/高根/若林

   嘉永 年間、この里に、 佐々木はな という老婆が住んでいた。はなには、たくさんの孫がいたのだが、ある日、その孫の一人が ひっちがい になって泣いていたので、はなが、不思議な力を使って、ひっちがいを治してあげたところ、その噂を聞いた里人たちが、次々に、「ひっちがいを治してください」と、はなの屋敷を訪れたので、いつしか、里人たちは、はなのことを、“ひっちがい婆さん”と呼ぶようになったという。

参考 『 色麻町史 』
現地で採集した情報


現地レポート

これは、 馬櫪神社 という神社の鳥居。この神社に、ひっちがい婆さんの石像がある。



この石の階段を上る。



さらに、石の階段を上る。



さらに、さらに、上る。



これが、馬櫪神社の本殿。



これは、本殿からの風景。この馬櫪神社に、ひっちがい婆さんの石像があると聞いたので、本殿のまわりを探してみたのだが、とうとう見つからなかった。


「 ん〜、ひっちがい婆さんの石像があると聞いたのだが… 」と、ブツブツ言いながら、石の階段をおりると…。



ん?あれは…。



これが、ひっちがい婆さんの石像。



鳥居のすぐ近くにあったのに、気づかずに通過してしまった。「 あ〜、長い階段を上るのか… 」、「 たいへんそうだなぁ、疲れるだろうなぁ 」などと考えて、面倒臭そうに行動した結果が、これなんだと思った。私は、ひっちがいではないが、もっと大切なものを治してもらったような気がする。


平成 21 年 9 月 14 日 ( 月 ) 掲載
令和 6 年 1 月 7 日 ( 日 ) 改訂


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