伝承之蔵

牛頭天王と胡瓜
亘理町/逢隈牛袋/天王
亘理町/逢隈鹿島/北鹿島

   昔、この里に、戦いに敗北した 牛頭天王 が逃げてきたことがあった。そのとき、牛頭天王は、この里の胡瓜畑に隠れたため、間一髪のところで命が助かった。そのため、牛頭天王は、里人たちに、 「 この里の胡瓜は、私の命を救った。今後、胡瓜を作ることも食べることも禁止する 」 と命じたので、その後、里人たちは、胡瓜を作ることも食べることもしなくなったという。

参考 『 わたりの民話 』
現地で採集した情報


現地レポート

これが、 牛袋八雲神社 。牛頭天王を祭神とする八雲神社は、牛袋の鎮守神であり、里人たちからは、 “ お天王様 ” と呼ばれていた。また、 神宮寺 にも八雲神社があり、同じような伝説が残っている。


これが、鳥居。



これが、拝殿。



赤丸が、本殿。



これが、拝殿と本殿の内部。



牛袋では、終戦後、八雲神社の神主さんに御祓いをしてもらった後、胡瓜の栽培を始めた。現在、里人たちは、普通に胡瓜を食べているが、今から四十 〜 五十年前までは、初生りの胡瓜は、 「 神棚に供えてからじゃないと食べてはいけません ! 」 とも、 「 お天王様の御祭が過ぎるまでは、絶対に食べてはいけません ! 」 とも教えられていたという。


これは、神宮寺の八雲神社の入口。



これが、鳥居。



階段を上っていく。



これが、本殿。



平成 24 年 12 月 30 日 ( 日 ) 掲載


地図