伝承之蔵

根無藤 1
蔵王町/円田/根無藤

   昔、この里で、 源頼朝 が軍隊を休ませたことがあったのだが、そのとき、頼朝が、持っていた藤の鞭を、近くにあった公孫樹の木の下に刺したままにして去ったので、その後、その藤に根株が生じ、枝葉が繁茂して、花が咲くまでに生長した。そのため、いつしか、里人たちは、この藤のことを、“ 根無藤 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 蔵王町史 民俗生活編 』
現地で採集した情報


現地レポート

後述の地図に記述しているのは、赤丸の家まで。根無藤は、この家から、さらに、赤い矢印の方へ進む。



根無藤は、上の写真の赤丸の奥にある。



この森の中にある。



少し進むと、このような十字路がある。ここを左に進む。



上の写真の赤丸は、薬師堂。



この伝承の根無藤は、現存していない。古老の話によると、昔、左の赤い矢印の場所に、根無藤があったという。同じく、公孫樹も伐採されていて、現存していない。右の赤い矢印は、その切り株。


これが、公孫樹の切り株。昔、胸に腫れ物ができた女性は、この公孫樹の木に甘酒を供えて、その治癒を祈願した。すると不思議なことに、すぐに治癒したという。


これが、薬師堂。



古老の話によると、赤丸のあたりに、根無藤があったという。



平成 19 年 6 月 18 日 ( 月 ) 掲載
令和 5 年 8 月 3 日 ( 木 ) 改訂


地図