伝承之蔵

片目の鰍
蔵王町/円田/高木

   前九年の役のとき、 鎌倉景政 は、この里にある 四方峠 で、 安倍貞任安倍宗任 の兄弟と戦った。そのとき、敵の武士であった 鳥海弥三郎 の放った矢が、景政の目に命中して重傷を負ったのだが、勇猛果敢な武士であった景政は、近くの川で傷ついた目を洗い、そのまま、さらに戦った。ところが、不思議なことに、景政が傷ついた目を洗ったとき、その血で真っ赤に染まった川では、その後、その川に棲む鰍が、すべて片目になってしまったという。

参考 『 蔵王町史 民俗生活編 』
現地で採集した情報


現地レポート

この橋は、 高木上橋



これは、高木上橋から見た風景。



古老の話によると、赤い矢印のあたりが、この伝承の場所だと思われるとのこと。



この川が、景政の血で真っ赤に染まった。



平成 19 年 6 月 22 日 ( 金 ) 掲載
令和 5 年 8 月 6 日 ( 日 ) 改訂


地図