伝承之蔵

夫婦石
七ヶ宿町

   昔、ある里人が、田の地中から二つの石を掘りおこし、その石を に引き上げたことがあったのだが、不思議なことに、数時間すると、その二つの石は仲良く元の場所に戻っていた。田植えの邪魔になるので、再び畦に引き上げたのだが、また、元の場所に戻ってしまったので、いつしか、里人たちは、この石のことを、“ 夫婦石 ”と呼ぶようになったという。

参考 『 七ヶ宿町史 生活編 』
現地で採集した情報


現地レポート

七ヶ宿町史 生活編には、「 この石のある田には下肥を入れることが戒められており、近くには清水の湧き口があって、水口のひとつになっている 」とあり、写真が掲載されている。上の写真がそれ。ところが不思議なことに、古老に聞いても、郷土資料館である、“ 七ヶ宿町 水と歴史の館 ”の方に聞いても、誰も夫婦石の場所を知らなかった。町史に写真が掲載されているのに、その場所を誰も知らないというのは珍しい。因みに、ネットで検索しても、七ヶ宿町の夫婦石に関する記事の掲載はなかった。どうやら、その存在自体から疑ってみた方がよさそうである。


平成 19 年 4 月 29 日 ( 日 ) 掲載
令和 5 年 10 月 6 日 ( 金 ) 改訂