伝承之蔵

長老沼 2
七ヶ宿町/長老

   昔、この里にある 長老沼 の近くに 長老寺 という寺があり、その寺には、たいへん意地の悪い住職が住んでいたので、里人たちは、たいへん迷惑していた。そのため、この里を治めていた片倉家が、この住職を排除しようと家来を派遣したところ、それを知った住職は、「 片倉家が来るのであれば、もう終わりだ。死ぬしかない… 」と思い、「 大きな赤い牛となって、必ず、この恨みを晴らしてやるからな! 」と叫びながら、長老沼の底に沈んでいった。その後、その言葉どおりに、長老沼の底から大きな赤い牛が現われ、この里で暴れまわったのだが、結局、片倉家の家来によって退治されたという。

参考 『 七ヶ宿町史 生活編 』
現地で採集した情報


現地レポート

現在、この伝承の長老沼は、 長老湖 と呼ばれている。上の写真がそれ。昔は、「 この沼には、樽のように太い大蛇が棲んでいるから、絶対に近づいてはいけない 」と噂されていたという。


平成 19 年 5 月 3 日 ( 木 ) 掲載
令和 5 年 10 月 8 日 ( 日 ) 改訂


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