関の大杉 2 |
七ヶ宿町/大杉 |
|
昔、お杉という女性が、この里に住んでいたのだが、お杉が、お伊勢参りをしたとき、帰りの 路銀 を盗まれてしまい、たいへん困ったことがあった。そのとき、伊勢神宮の別当である某が、袋に二貫文を入れて、お杉に貸してあげたのだが、お杉が、なかなか金を返さないので、その別当が、この里の 肝入り に、 「そちらの里に、お杉という女性が住んでいると思いますが… 」と、手紙に事情を書いて送ったのだが、その手紙を受け取った肝入りは、「 お杉?そんな名前の女性は、知らないなぁ… 」と首をかしげ、どのような返事を別当にすればよいのか困ってしまった。ところが、その数日後、この里にある大きな杉の木の梢に、何か光るものがあったので、肝入りが近づいて見てみると、梢に袋がかかっており、その袋の中には二貫文が入っていた。この話を聞いた里人たちは、「 あの大きな杉の木が女性に化けて、お伊勢参りに行ったのでは? 」と噂したのだが、この噂を聞いた他の里の者たちが、「 おまえたちの里には、そんな尊い杉の木があるのか! 」と言って、次々と、その杉に参詣するようになったという。
|
現地レポート |
|
これは、関泉寺の本堂。
これは、近くにあった説明文。
赤丸が、関の大杉。
これは、関の大杉の説明文。
これは、関の大杉の梢。残念ながら、二貫文が入っている袋はなかった。
平成 19 年 5 月 8 日 ( 火 ) 掲載
令和 5 年 10 月 17 日 ( 火 ) 改訂
|