戸倉の長者 |
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昔、旭屋敷という屋敷があった。 そこに住んでいた 長者 は、たいへんに裕福で、殿様よりもよい生活をしていた。 その資産は、十 棟 の 倉 が、金銀財宝でいっぱいだったという。 “十の倉”が“十倉”になり、さらに“ 戸倉 ”となって、そこの地名になった。 住んでいた屋敷も、まるで、城のようであったという。 屋敷の周りには堀をめぐらし、表門・裏門には、堀に 釣り橋 をかけて、 番兵 もいた。長者が外出する時には、大勢の番兵が警護につき、その行列は見事だったという。 しかし、ある夜、 未曾有 の大津波が戸倉を襲った。屋敷・堀・倉…、すべてが、一瞬にして海の中に消え失せてしまったという。 参考『 本吉町誌U 』
独自に、現地で採集した証言
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“ 戸倉の長者 ” 写真館 |
![]() ![]() ![]() ![]() 平成17年10月10日(月)掲載
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