蛇沼の戦い

  ある沼のほとりに大蛇が棲んでいた。 また、その付近には大蛇と覇権を争っていた大鷲も棲んでいた。 大鷲は、沢や林では大蛇を殺しにくいと考え、沼の中に追い込んで攻撃しようとした。

  ある夏の日、暑さにたえかねた大蛇が沢を下り、沼の水面に横たわった。 このチャンスを大鷲は見逃さなかった。 自分の姿を隠すように天高く舞い上がり、大蛇の鋭い目に襲いかかった。 不意をつかれた大蛇は、なすすべがなかった。大鷲はさらに攻撃を続け、大蛇を八つ裂きにした。 そして、完全な勝利を誇るように天高く舞い上がり、飛び去っていった。

  この激戦を観ていた里人は恐怖を感じたが、同時に、この沼に神秘的なものも感じていた。 それ以後、この沼を“蛇沼”というようになったという。

参考『 三本木町誌 下巻 』



“ 蛇沼の戦い ” 写真館

現在は、蛇沼公園として残っている。 桜が綺麗で絶好のお花見スポットである。

公園の入口から、いちばん近い場所。

公園の中ほどにある場所。

公園の奥の方の沼。だんだん血戦の地にふさわしい雰囲気に…。

平成17年7月16日(土)掲載