雄沼

   この里にある 花渕山 という山に、“ 雄沼 ”という沼がある。この沼は、昔から、 里人 たちの 雨乞い の対象として 信仰 されてきた。

   水不足になった年には、里人の代表者が沼に行って、 素足 で沼の中を 駆け回り故意 に沼の水を 濁らせる 。そうすると、沼の神が 激怒 して、大雨を降らせると信じていた。

   それでも雨が降らなかったときは、猫を生きたまま沼に沈め、沼の神に雨乞いをしたという。

参考『 鳴子町史 上巻 』

現地で採集した情報



“ 雄沼 ” 写真館

これが、花渕山。

今回は、下調べが不十分だったため、雄沼には行けなかったが、現在は、詳細な情報を入手している。熊・ の危険がない三月下旬〜四月上旬に行く予定。
鳴子町史 上巻によると、猫を生きたまま沼に沈めるという行為は、戦後も行われたという。私の個人的な感想なのだが、たとえ大雨が降ったとしても、猫の 祟り凶作 になるような気がするのだが…。
昔、里人たちは、この沼には、 縁結び御利益 もあると信じていた。恋愛 成就祈願 する者は、 全裸 となって沼の中に立ち、心に想っている者の名前を叫ぶ。そして、沼の水を 汲んで 全身にかけると願いが 叶った という。
平成19年8月24日(金)掲載