鬼叫み

   昔、この里に、ある鬼の夫婦が 棲み 、三人の子供を育てていた。ところが、ある日、この鬼の夫婦は、激しい 喧嘩 の末に 離婚 することになった。

   このとき、まず、三人の子供を夫婦で一人ずつ分けたのだが、最後の一人をどちらが引き取るかで激しい喧嘩になった。そして、 醜い 喧嘩の末に、「 じゃあ、最後の一人は から 裂いて 、半分半分にしよう 」ということになり、お互いに子供の足を持って、半分に引き裂いた。

   その鬼の子供は、あまりの 激痛 に、「 痛い!やめてぇ〜!痛い〜! 」と叫び続けた。そのため、その恐ろしい叫び声を聞いた 里人 たちは、その鬼たちが棲んでいた場所を、“ 鬼叫み ”と呼ぶようになったという。

参考『 鳴子町史 上巻 』

現地で採集した情報



“ 鬼叫み ” 写真館

赤丸のあたりが、“ 鬼叫み ”。

平成19年9月17日(月)掲載