伝承

光門海上人の霊力
大崎市/三本木/鹿野沢

   昔、この里に、光門海上人という 行者 がいた。ある日、光門海上人が外出するとき、 「 そうだ、最近、この里で、 頻繁盗賊 が入るらしいから、 用心 のために、 盗難 よけの 結界 をはっておくか 」 と言って、結界をはってから外出した。

   しばらくすると、盗賊がやって来て、 上人 の屋敷に 忍び込み様様な ものを 風呂敷詰め込んで 逃げようとしたところ、自分の逃げる方向に、 があることに気づいた。すると不思議なことに、 無性に 、その鐘を 乱打 したくなり、風呂敷を 背負った まま、 一生懸命 に鐘を乱打した。

   すると、その鐘の音を聞いた 里人 たちは、 「 火事だ ! 近くで火事だぞ ! どこだ ! どこだ ! 」 と叫んで、 騒ぎ だした。里人たちが、鐘の鳴る方に行ってみると、ちょうど、盗賊が逃げていくところだった。里人たちは、「それ ! 盗賊だ ! 逃がすな ! 」 と叫びながら 包囲 し、盗賊を 逮捕 した。これを見た里人たちは、上人の盗難よけの結界は 立派 なものだと、ただただ 感心 するばかりであった。

   明治 十年ごろ、玉造郡新田村で、頻繁に強盗事件があり、なかなか犯人が逮捕できなかったので、新田村の里人たちは、上人に、 捜査 の協力を 依頼 した。すると、上人は、この里の里人たちを清水沢不動尊の 境内 に集め、犯人逮捕の 祈祷 をかけた紙を細かく切って、 「 今から、この 紙切れ を全員の頭からふりまく ! 紙切れが体に 貼り付いた 者が犯人だ ! 」 と叫んだ。この説明に、里人たちは 動揺 し、声をあげて騒ぎ始めた。そして、上人が紙切れをふりまくと、不思議なことに、ある男の背中に紙切れが貼り付いた。里人たちは、 「 おぉ〜 ! 犯人がいた ! 」 と叫び、さらに、騒ぎ始めた。

   その男は 激怒 し、すぐに屋敷に帰って、妻に、 「 あの 野郎 〜 ! おれは、そんなことはやってない ! みんなの前で恥をかかせやがって ! 」 と不満をもらした。すると、妻は、 「 私に良い考えがあります。今夜、 改心 したふりをして、上人を屋敷に 招いて ください 」 と言って、その計画を説明した。何も知らずに、この屋敷を 訪ねて 来た上人は、奥の 座敷 に通された。そして、上人が、この夫婦に 挨拶 をするために頭を下げた瞬間、その男は、 隠し 持っていた短刀で、 「 恥をかかされた 恨み ! 思い知れ ! 」 と叫んで、上人を 刺し 殺した。

   その後、新田村の里人たちは、 「 上人には、たいへん 気の毒な ことをしてしまったな … 」 と思い、この里の里人たちとともに、上人の 供養 するため、清水沢不動尊の境内に、上人が、 一本歯足駄履いて いる姿を 刻んだ を建てて、 ねんごろ弔った という。

参考 『 三本木町誌 下巻 』
現地で採集した情報


“ 光門海上人の霊力 ” 写真館

これが、清水沢不動尊。赤丸が、光門海上人の碑。



階段を上ると、 拝殿 がある。



これが、清水沢不動尊の拝殿。



これが、光門海上人の碑。



確かに、上人が、一本歯の足駄を履いている姿が刻まれている。


東日本大震災 の被害なのだろうか … 。 鳥居崩れて いる。


三本木町誌 下巻には、 「 二代目光海正人は忘れがたみのただ一人の娘であつたが、不孝にして後継者がなかつたので迎えた養女が後を継ぎ、現在三本木町蟻ヶ袋下田に居住して御先祖の両上人の墓守りをしている 」 とあるが、清水沢不動尊の近くに住んでいる 古老 が不在であったため、これに関しては確認することができなかった。


初代光門海上人と二代目光門海上人の親子は、いつも、 錫杖 を手にして、一本歯の足駄で 身軽に 歩き、老いても 霊験 あらたかであった。神々に 祈願 する時には、 極寒 の中、 鳴瀬川垢離 をした後、 白髪 で神前に現われるのだが、その姿は、両上人ともに、神のようであったという。上の写真は、垢離の 様子 。 ウェブサイト 「 西和賀町 」 より画像を引用させていただきました。


儀式 などの時、両上人が神前に 額突き一心不乱 に祈祷した後、 “ お湯立 ” と称して全身に 熱湯 をかぶり、火の中を歩いたり、刀剣の刃の上を 素足 で歩いたりした。それを見た 観衆 たちは、驚き恐れ、あまりのことに手に 握った という。


湯立て ” は、神前で湯を 沸かし宮司 が熱湯に の葉を 浸して から、自分の体や 参詣 者の体に熱湯をふりかけるという儀式である。以下の画像 1 〜 3 は、ウェブサイト 「 日々あれこれ 」 より画像を引用させていただきました。画像 4 〜 9 は、出典が不明。


宮司が熱湯に笹の葉の を入れて … 。



うおぉぉぉぉぉぉ 〜 ! と、参詣者にふりかけます。この熱湯の 飛沫 に当たると、1年間、 無病息災 だそうです。 “ 無心 ” ですることが重要です。


社会保障の問題に関してですが … 。



まぁ、国民から消費税でとればいいから、大した問題じゃないや。


うおぉぉぉぉぉぉ 〜 ! ふざけるな ! この野郎ぅぅぅぅ !



そうそう、お怒りは、ごもっともです。社会保障は、重要な問題なので、民主党には 任せて おけませんよね。


うおぉぉぉぉぉぉ 〜 ! 何十年も 放置 したくせに ! おまえたちが言うなぁ 〜 !


怒らない、怒らない … 。無心、無心 … 。ギリギリまで自民党にしがみついて、民主党を育ててこなかった私たち国民も悪いんだから。


反省 … 。



おぉ 〜 、それにしても、今の政治は 酷い … 。



平成24年2月21日(火)掲載