伝承

桑添家の千手観音
大崎市/三本木伊場野/観音堂

   昔、 仏教盛ん だった頃、この里に住んでいた 桑添家 に、 千手観音祀られて いた。この里で病気などになる者がいると、当然、薬も求めるのだが、多くの 里人 たちは、 南無阿弥陀仏南無妙法蓮華経唱え 、ただただ、 信仰 することによって、病気を 治癒 させようとしたり、人生の 苦難 から逃れようとした。現在でも、現代医学で治癒できない病気にかかった方や、自分の人生について悩んでいる方が、桑添家の千手観音に 祈願 することが少なくないという。

参考 『 三本木町誌 下巻 』
現地で採集した情報


“ 桑添家の千手観音 ” 写真館

三本木町誌 下巻には、 「 観音堂の建立されている桑添家に於ては、先祖伝来の御加護を受けて円満な家庭を結んでいるので近隣の人々と共に観音講を結んで信仰を篤くしている。特に地元 ・ 鉄砲町 ・ 門梨の三部落においては、不時の災難に悩む人々が一刻も早く快復する様に各部落の婦人団体が一丸となつて行事を行つている 」 とある。桑添家の方に聞いたところ、 「 現在、観音堂はありませんし、 観音講 もしていません。ただ、年に一回、近所の方を集めて 拝む くらいですね 」 とのこと。


これが、桑添家の屋敷。 東日本大震災 で被害を受け、かなり傷んでいるという。赤丸の部屋に、千手観音が祀られている。


これが、千手観音。



全体的な作りは荒いが、 凛凛しい 顔をしている。



平成24年3月11日(日)掲載