伝承

狼祭り
大崎市/三本木伊場野

   昔、この里の山には、たくさんの 棲んで いて、山に仕事に行く 里人 たちや、山道を通る旅人たちを 襲撃 し、しばしば、その命を 奪う ことがあった。そのため、この里の若者たちは、たいへん狼を恐れた。そこで、この里の 古老 たちは、 天保 年間・ 嘉永 年間・ 安政 年間に、 三峰山大権現建立 。五月・六月・七月の内の三日間、この里の若者たち全員が仕事を休んで、三峯山大権現に 赤飯奉納 し、狼に襲われることがないように 祈願 した。そのため、いつしか、里人たちは、このことを、 “ 狼祭り ” と呼ぶようになったという。

参考 『 三本木町誌 下巻 』
現地で採集した情報


“ 狼祭り ” 写真館

三本木町誌 下巻には、 「 今は狼の噂も何時の間にか聞かれなくなり、この狼祭りも全く後が絶え、三峯山大権現の碑が所々の部落に見られることである 」 とある。この里の古老に聞いたところ、狼祭りのことも、三峯山大権現の碑のことも、聞いたことがないとのことであった。


平成24年3月26日(月)掲載