伏石

   昔、この里に、倒れている大きな石があった。 里人 たちは、「 倒れたままでは、石が 哀れだ … 」と思い、まっすぐに立てなおした。ところが、その直後から、この里に病気が 蔓延 しはじめる。

   困った里人たちが、占い師に見てもらったところ、「 倒れていた石を、まっすぐに立てたことが原因だ 」という結果がでた。 すぐに、その大きな石を、もとの通りに伏せてみると、 凶事 はなくなった。

   里人たちは、この石の 霊力 を恐れ、“ 伏石 ”と呼んで、二度と立てなかったという。

参考『 多賀城市史 第3巻 民俗・文学 』

現地で採集した情報



“ 伏石 ” 写真館

これが、伏石。

碑の近くにある説明文によると、この石は、 弘安 十年の供養碑であるという。建立したのは、 西阿弥陀仏 という僧で、三十余人の里人の協力を得たらしい。
平成18年5月10日(水)掲載