伝承之蔵 Spin off
伝承之蔵 Spin off


2022年1月1日、パソコンのハードディスクがクラッシュした…。そのため、新しいパソコンを買うまでの間が暇になったので、ネコたちを観察することにした。

お正月にモチを食べ過ぎて体重が増えたネコが、屋根を凹ませていた。


ネコの運動不足を解消するために、ご主人様がオモチャを買ってきてくれたのに…。


ネコは、その気持ちをムダにした。


ずっと、友達のカメの食事を見ているネコがいたが…。


あまりにも遅いので…。


ガマンできずに寝てしまった。


金持ちの家にいるネコは…。


ちゃんと規律を理解する。


しかし、貧乏な家にいるネコは…。


いくら説明しても、まったく理解しない。


ヤンチャなネコもいれば…。


ずる賢いネコもいる。


そして、引きこもりのネコもいた。


「ボク…、絶対に外には出ないもん…」。


「い…、嫌だ…」。


「嫌だ…、嫌だ…」。


「嫌だぁぁぁ〜!」。


「嫌だぁぁぁ〜! 嫌だぁぁぁ〜!」。


因みに、私たち人間にはおなじみのサザエさんが…。


今、なぜかネコの世界で大人気♪


人間の世界で起こることは、ネコの世界でも起こるようである。「ねぇ〜、コーヒーまだぁ〜」。


「うるせぇ〜なぁ! 今いれてるよぉ〜」。…だったりとか。


…だったりとか。


…だったりとか。ネコの世界もストレス社会のようである。そんな時は…。


スーパーで、“おさかな天国”を歌ってストレスを発散♪


そして、遠く故郷を思いながら…。


しっかり充電。また明日からガンバルようである。


「ん? なにか呼んだ?」。確かに、ネコは可愛い動物である。


しかし…。


ときどき、消えてほしいと思うときがある…。


新しいパソコンを買ってきた♪ 最近のパソコンは、スぺックが高くて安い! メモリーが4ギガもあるとは…。昔は、パソコンにメモリーは搭載されておらず、別売りのメモリーを買って自分で取り付けていた。自作のパソコンを作っていた時代が懐かしい♪

新年、あけましておめでとうございます。今年もヨロピク♪


  2022/01/10  





【 暮露暮露の日常から考察する塞翁が馬 〜 その2 〜 】

    「人生での幸福や不幸というものは、予測することが難しい。そのため、たとえ自分が幸福だと思っていても喜ぶには値せず、逆に、たとえ自分が不幸だと思っていても悲しむには値しない」ということを例える言葉として、中国の思想書である淮南子の故事による、“塞翁が馬”というものがある。ふと、「本当に、そうなのであろうか?」と疑問に思ったので、自分の日常生活と対比させて、実証してみることにした。

    2021年11月19日の早朝、腰痛で苦しんでいる母のうめき声で私は目を覚ました。少しでも体を動かすと激痛が走るようだったので、すぐにアルバイト先の責任者に連絡、その日はアルバイトを休んだ。「なぜ、すぐに救急車を呼ばないの?」と思うかもしれないが、腰痛の場合、無理に体を動かすと症状を悪化させることがあるので、痛みがひくのを待ってから病院に連れていくのが定石である。ただし、その腰痛が、何か大きな病気の初期症状という場合もあるので、頭痛・吐き気など、その患者の状態を注視することを忘れてはならない。因みに、母を病院に連れていったのは、腰痛の症状を確認してから5日後である。

    母の腰痛の状態が良くないと会社に出勤することができないという状況だったので、突然ではあったが、アルバイト先の責任者に連絡し、アルバイトを辞めさせていただいた。アルバイトを辞めた理由は腰痛だけではなく、母の認知症の症状が進行しているということも理由の一つである。「トイレの場所が分からない」「死んだ父の名前を言っても分からない」など、少しずつ認知症の症状が進行していて、真夜中に、「誰かが家に入ってきた!」「息子が誘拐された!」と頻繁に騒ぐようになったので、私は十分な睡眠がとれず、現在進行形で、どんどん体が疲弊している。ただ、認知症の症状が進行してはいるものの、母の日常生活の満足度は絶好調で、「毎日が楽しい」「長生きしたい」と言ってニコニコ笑っている。「私の精神はどんどん疲弊していくが、母の精神はどんどん元気になっている」という状態である。どうやら、認知症の症状の進行と日常生活の満足度は、別の問題らしい。

    このような日が来ることを覚悟はしていたが、私の想定よりも早く来てしまった。しかし、母は頑張ったと思う。母が認知症と診断されてから約5年、たとえアルバイトであっても生活費を稼げる状態だったため、ギリギリの生活水準を保つことができた。もう少し安定的に株式投資で利益を得られるようになってからアルバイトを辞めたかったのだが、ここまで追い詰められると、かなり危険な自転車操業にはなるが、株式投資の訓練をしながら生活費を稼ぐしかない。私が1年で稼いでいたアルバイト代は約70万円。母の年金と私のアルバイト代でギリギリの生活だったので、何がなんでも、年間、約70万円を株式投資でかき集めなければならない。

    それにしても、塞翁が馬とは、なんとも的を射た言葉である。株式投資で約1ヶ月という短期間で83万円の利益を出したので全額を寄付したが、その直後に失職して無収入になるとは。1年間、全く働かなくてもいい金額が吹き飛んでしまった。まぁ、その寄付金で誰かが助かっているのであれば、結構な話なのだが。やれやれ…。この苦労を楽しみながら生活するしかないか…。しかし、神というのは、なかなか面白いことをしてくれるものである。

  2022/02/02  





【 暮露暮露の日常から考察する塞翁が馬 〜 その3 〜 】

    「人生での幸福や不幸というものは、予測することが難しい。そのため、たとえ自分が幸福だと思っていても喜ぶには値せず、逆に、たとえ自分が不幸だと思っていても悲しむには値しない」ということを例える言葉として、中国の思想書である淮南子の故事による、“塞翁が馬”というものがある。ふと、「本当に、そうなのであろうか?」と疑問に思ったので、自分の日常生活と対比させて、実証してみることにした。

    前回、株式投資で得た利益の全額を寄付した直後、母の腰痛によって失職。完全に無収入になったので、何がなんでも、年間、約70万円を株式投資でかき集めなければならなくなったと記述したが、その後、私が清掃のアルバイトをしていたJFEという会社の株式を購入したところ、2月8日に発表された決算が絶好調だったため、2月9日に株価が急騰。すぐに株式を売却し、JFEの株式を購入してから2週間という短期間で115万円の利益を得た。生活費のために80万円ほどの貯蓄をしていたので、その貯蓄80万円に今回の利益115万円を加え、約2年半分の生活費を確保することができた。これで、2024年の6月までは働かなくても生活できるようになった。ホッと一安心である。

    株式投資を始めた頃は、利益と損失が一進一退だったので楽しかったが、利益ばかりになった途端、株式投資がつまらなくなってしまった。現在は、生活費を稼ぐためだけに、右から左に金を動かして利益をだすことの繰り返しなので、恐ろしいほど充実感がなく、全く楽しいとは思わない。世の中には頭の良い方たちが多くいるが、その方たちが、なぜ株式投資をしないのかが分かった。自分の人生において、株式投資の存在意義を感じることができないからである。頭の良い方たちは高収入である場合が多いようなので、それ以上に金を稼ぐ必要がない。株式投資に多くの時間をかけて必要以上に金を稼ぐよりも、自分の人生を豊かにすることに時間をかけたいのであろう。株式投資で金を稼ぐだけでは、自分の人生が豊かにならないことを知っているのである。

    私の場合、年齢も年齢なので雇ってくれる会社が少なく、できる仕事内容にも体力的な限界があるので低賃金は避けられない。もはや、株式投資で金を稼ぐしか方法がないのである。清掃のアルバイトをしていた時は、「いつも綺麗にしていただいて、ありがとうございます」と声をかけていただくなど、社会の役に立っているという実感があった。しかし、株式投資は、「パソコンやスマホを使って数秒で株式を買い、株価が上昇するまで待ってから数秒で売る。そして、その利益が自動的に私の口座に振り込まれる」、この行為を、ただひたすら繰り返すだけである。果たして、この無機質な行為は、私の人生を豊かにしているのであろうか。株式投資を始めて1年、その人の考え方にもよるが、私は、これを拷問に近いと感じるようになってきている。

  2022/02/12  





2021年11月19日、母が腰痛で動けなくなった。数日後、生活費を稼ぐために株式投資を再開したのだが、自分が持っている資金の3.3倍までの株式が購入できる信用取引という制度を利用することにした。再開1日目、信用取引を利用し、みずほフィナンシャルグループの株式を購入。順調に利益をだした。

再開2日目も、みずほフィナンシャルグループで順調に利益をだした。


再開3日目も、みずほフィナンシャルグループで順調に利益をだした。


株式投資をしない方でも、日経平均という言葉はテレビのニースなどで聞いたことがあると思うが、その日経平均が大きく下落しているにも関わらず、順調に利益をだした。長期トレードの場合、このような下落があると多くの含み損を抱えることになるのだが、デイトレの場合はその日だけのトレードなので、昨日の株価が下落していても、明日の株価が下落しても関係がない。これがデイトレのメリットである。

しかし、その後、母の介護に専念するためにアルバイトを辞めたことで事態が一変する。そこそこ株式投資で利益をだしていたので、月に5〜6万円の生活費くらいなら十分に稼げると思っていたのだが、私の考えは、そうとうに甘かったようである。無職で無収入になることの心理的な影響は、私の想像を超えて深刻なものであった。それまで1回も取引したことがない日本航空の株式に手をだし、わずか30分の間に約13万円の損失をだしてしまった。株式投資を始めてから最大の損失である。

原因は、私の操作ミスである。信用取引には、“買建”と“売建”の二つの方法がある。簡単に説明すると、買建は「株価が上がると利益になる取引」で、売建は「株価が下がると利益になる取引」である。信用取引を始めて1週間ほどだったので、この二つを取引中に混同してしまった。買建で株式を購入したつもりが、実際は売建で購入していた。途中で気がついたので、すぐに売却しようとしたのだが、損失が大きくなっていてパニックになり、売却するつもりが逆に購入してしまい、さらに損失を大きくしてしまった。

この日を最後に、私はデイトレをしていない。デイトレをするのが恐くなったわけではなく、「大きな損失をだすと、その損失を取り戻そうとして、さらに大きな損失をだす可能性が高い」と判断したからである。まずは、「なぜ、このような大きな損失をだす事態に陥ったのか?」ということを、しっかり反省しなければならない。確かに、操作ミスは大きかったが、単に操作ミスだけの問題ではなかったと思う。無職で無収入になったため、無意識のうちに焦っていて、信用取引の3.3倍を利用して一気に生活費を稼ごうと、信用取引に関する知識が浅いまま取引をしてしまった。そして、自分では制御できないほどの株式を購入したため、たった1つのミスでパニックになり、その後も適切な対応ができなかった。その日までデイトレで負けたことがなかったが、それは実力ではなく、単に幸運であっただけだということを認識した。

2022年2月14日、約3ヶ月ぶりにデイトレを再開。今回は、もう一度、徹底的にデイトレのことを勉強し直したので、そこそこ戦えるようになったと思う。株式は原則として100株単位で取引できるので、最初のうちは練習として100株でデイトレをすることにした。この日は、りそなホールディングスの株式で570円の損失。株数が少ないので損失も少ない。ドンマイ♪

私が問題にしているのは、損失の金額ではなく、取引の内容である。私のデイトレでは、株式の保有は1〜2分である。その1〜2分で少しでも利益になったら、下落する前にすぐに確定している。利益の確定はOK♪ しかし、問題は損失の確定である。楽天証券のデータを分析してみると、私が損失をだしている時は、必ず1〜2分を超えて株式を保有していた。そのため、その間にどんどん損失が大きくなっていたのである。つまり、私は“損切り”が苦手ということになる。「1〜2分で利益にならなかったら、自分の株価予想が甘かったことを認め、素早く損切りする」という癖をつける練習をしなければならない。

2日目、初日は、りそなホールディングスの100株で練習したが、1株から購入できるNF日経レバレッジという株式があることを知り、その日経レバの5株で練習をすることにした。日経レバは、日経平均に連動しているので初心者でも株価を予想しやすい。この日の損失は577円。

利益の確定はOK♪ しかし、問題は損失の確定である。あまりにも損切りが遅すぎる。データを分析すると、昨日よりもひどくなっていることが一目瞭然である。どうやら、損切りのスピードアップは簡単には改善できそうもない。確かに、誰でも損をするのは嫌なことなので、どうしても、「もう少し保有していれば、株価が回復するかもしれない…」と、自分に都合のいい何の根拠もない理由を、心の中でつけてしまうようである。このことが、私の損失を大きくしている原因の一つであることは間違いない。私に必要なのは、自分の損切りの遅さを自覚し、「自分の間違いを認めて早く切れ!」と、自分自身に言い聞かせる癖をつけることである。これができないうちは、絶対に利益などだせない。

3日目、この日の損失は64円。


少しずつではあるが、損切りができるようになってきた。素早く損切りすれば、全体の損失も少なくなる。さらに損切りの精度をあげていくことが大切である。

株式投資には、証券会社から提供されるさまざまなデータがあるのだが、どれも一長一短である。因みに、私は、チャート・RSI・MACD・出来高・板を主に使用している。これらの全てのデータを同時に眺めながら、瞬時に判断を下さなければならない。生活費を稼ぐためにやってはいるが、本来、このような細かい作業は、私のようなオジサンがやる作業ではないので、在宅でできる簡単な仕事があれば、今すぐにでもやめたいものである。目がチカチカして、頭の周りをお星さまがクルクル回っている…。

4日目、株式市場での取引時間は、9:00〜11:30(前場・ぜんば)と12:30〜15:00(後場・ごば)となっている。上の画像は9:00〜10:00までの結果。全体的には100円の利益であるが、まだまだ損切りが遅い。

しかし、データを分析すると、トレンドが転換している時に損失が大きくなっていることに気づく。上昇→下降→上昇→下降…、この境界線を見極めるのは難しい。トレンドが転換している時の損切りの遅さは、損失を少なくするように努力しながらも、受け入れるしかないのかもしれない。

12:30から後場が始まり、株価も安定的に推移していたので、利益や損失などは問題にせず、「信用取引で株式を買い増しすると、どのように表示されるのか?」など、今まで疑問に思っていたことを実際に試していたところ、突然、大きなガラがきた。

“ガラ”とは、「ナイアガラの滝のように、すごい勢いで真っ逆さまに株価が下落すること」という意味である。

このガラがくる前、「今日は株価が下落トレンドだから、空売り(株価が下がると利益になる取引のこと)しておこう♪」と思い、4回も空売りで株式を買い増しし、その表示の確認などをしながら株価が下落するのを待っていたところ、突然、ガラがきて一瞬で含み損が含み益に変わったので、慌てて全ての株式を売却しようとした。

ところが、売却しようとしても、「クロス取引の可能性があります」という主旨の警告表示がでて売却できない。「クロス取引ってなに?」というレベルだったので、すぐにネットで調べたところ、「ある銘柄の注文において、同一銘柄・同数量の買い注文と売り注文を同時に発注して約定させる取引のこと」という意味であった。

この時、前場で買い注文をだして約定しなかった注文の取り消しを忘れていたのを思い出した。すぐに注文を取り消して全ての株式を売却。

しかし、ここで休んでいる暇はない。株価が大きく下落した後は、急上昇する可能性が高いからである。売建していた全ての株式を売却し、今度は、すぐに買建で株式を購入した。5回に分けて次々に株式を購入したのだが、今回は株価の上昇に自信があったので、最後の購入は5株ではなく50株にした。本当は、500株にしようとしたのだが、「待て! 株価が下落する可能性も否定できない。やめておけ!」と、もう一人の自分が諫めてくれたので、なんとか踏みとどまった。因みに、500株で株式を購入していたら、それだけで5万円の利益であった。しかし、もし株価が下落していたら、同じく数万円の損失になるところであった。「利益をだすよりも、損失をださないようにすることが大切」を徹底することが賢明である。

この日の利益は、約1万円であった。やれやれ…、デイトレの練習で損失がでても、しばらくは大丈夫である。この日のデイトレは、利益よりも内容の良さが際立っていた。買建と売建を綺麗に使い分けて混同することもなく、相場の流れを十分に把握して少ない利益を積み重ねた。そして、何よりも損切りが素早かった。また、不測の事態でもパニックにならず、冷静に対応することができていたことも大きい。少しずつではあるが、デイトレに慣れてきているようである。今回は本格的にデイトレの勉強をしてから実践に入ったが、約3ヶ月前までは、ただただ幸運だけで勝っていた。たまたま勝っていただけ…。それはそれですごいことだとは思うが、同時に恐ろしさも感じる。

朝の9:00〜10:00は、デイトレの世界ではゴールデンタイムと呼ばれているという。1〜4日目までのデータを見ていると、9:00〜10:00は値動きが激しく利益を積み上げやすいが、10:00以降になると値動きが少なくなり、利益を上げるのが難しくなることが分かる。また、4日目の株価の急落や、上の画像のような株価の急騰もあるので、やはり、10:00以降はリスクが増している印象である。そのため、「9:00〜10:00の時間帯がデイトレのゴールデンタイムである」というネットでの情報は正しい情報だと、自身のデータによって証明できたので、しばらくの間、9:00〜10:00のみ取引することにした。

5日目、9:00〜10:00のデイトレの結果。この日の利益は420円。


まだまだ損切りが遅いが、最終的に利益で終わっていることは高く評価してよい。


6日目、9:00〜10:00のデイトレの結果。この日の利益は905円。


まだまだ損切りが遅いが、1回しか損切りしていないということは、相場の流れを十分に把握しているということである。最終的な利益も少しずつ増している。ここを利益で終わらせることができれば、あとは株数を増していけばOK♪ 現在は5株で取引しているが、慣れてきたら25株に増やして取引し、さらに慣れたら50株へと増やしていく予定。5株を25株に増やすということは、利益も損失も5倍になるということである。その時に5株で練習していた時の冷静さを維持できるのかを確認しながら、少しずつ株数を増やしていく。1年ほど練習してみて、私がデイトレに向いていると判断したら、私の得意な中期トレードとデイトレードを併用して生活費を稼ぐことにする。

  2022/02/22  




    無職になってから約3ヶ月、株式投資で2年半ほどの生活費を確保することができたので、放置していたデイトレを再開。やっと安定的に利益がでるようになってきた。上の画像が2月の収支。投資額が少ないので利益も少ないが、少しずつ投資額を増やしていけば、安定的に生活費を稼ぐことができるようになるであろう。

    株式投資をしていなかった時は、朝5時に起きて清掃のアルバイトをしていたのだが、仕事中は常に眠い状態であった。なぜなら、夜中の2時と4時頃に認知症の母が目を覚まして騒ぎだすので、その対応に追われていたからである。しかし、アルバイトを辞めて無職になってからは、夜中の対応に追われても、次の日に仕事がないので肉体的な疲労が少なく、母がデイサービスに通っている間は完全に独りの時間を確保できるので、精神的な疲労も激減した。現在、私は、経済的にも肉体的にも精神的にも、かなり余裕をもって安定的な生活を送っている。母が認知症と診断されてから約5年、やっと持続可能で安定的な生活を送ることができる体制を確立することができた。

    今まで介護に追われてきた私にも時間の余裕ができたので、まず、伝承之蔵の再編を始めることにした。現在は、過去に掲載した伝説を改訂する作業をしている。簡単に説明すると、「読むに堪えない文章を、何とか読める文章に改める」ということである。私の人生も残り少なくなってきたので、今までの「あれもやりたい、これもやりたい」という姿勢を、「やりたいことを数個に限定してやる」という姿勢に変更。今後は、伝説・史料・伝承之蔵 Spin off の3つに限定して活動することにした。私に残された時間は、自分が思っているほど長くはないと思うので、これが最後のモデルチェンジになるはずである。このコロナ渦が収束したら、その後は新しい伝説を掲載するための取材を再開し、私が死ぬまで、この一連の作業を続けるつもりである。

  2022/03/07  




2022年3月12日、寒さも和らいできたので、そろそろ陸奥之国で遊ぶことにした。


しかし、まだまだ母にとっては厳しい寒さなので、外には出さず、温かい部屋の中で塗り絵をしてもらった。

母が塗り絵をしている間、私は階段の状態を確認していたのだが…。


木材の腐敗が激しかったので、全面的に階段を改修することにした。


まず、単管パイプから木材をとる作業をしたのだが、不必要に多くのクギが打たれていたので、クギ抜きに時間がかかってしまった。

木材をとってみたところ、赤い矢印の木材はまだ使えそうだったので、そのまま使うことにした。


単管パイプから木材をとる作業が完了♪


こちらの木材は、新しい畑などの土留に再利用する予定。


新しい階段用の木材を購入♪


クランプも購入♪


ついでに新しい畑の土留の木材も購入♪


まずは、木材を固定する場所に水糸を張る。


水糸を目安にして片方の木材を固定。


新しい階段はここまで。ここから上の古い階段は撤去して、新しい畑から水源への階段に再利用する予定。

ここに土留をして土をよせ、新しい階段から畑の入口まで母が安全に通行できるようにする。


ホイッ! 完成! …と言いたいところだが…。


計算を間違えて、木材が足りなくなった…。


ホイッ! 完成!


次は、新しい階段から畑の入口まで安全に通行できる道を作る。


撤去した古い階段の木材を土留に再利用♪


赤い線のラインまで土をよせ、新しい階段との段差をなくす。


こんな感じ♪


あとは土をよせるだけ。


次に、新しい畑の土留を作る。


赤丸の部分に土留を作って、赤い線の部分まで土をよせる。


やり方はいつもと同じ♪


スイスイ♪


ホイッ! 完成!


あとは土をよせるだけ♪


作業に夢中になっていて気づかなかったが、作業が終わって水源に水を飲みに行った時、フキノトウを見つけた。「こんなに寒いのに、もうすぐ春か〜♪」。現在、私は無職なので、毎日が日曜日である。これからがとっても楽しみ♪

  2022/04/04  




    最近、物価の上昇のニュースが世間を騒がせているようである。ロシアのウクライナ侵攻による原油価格の高騰や、急激な米ドルに対する円安による影響が、食品・電力などの価格を直撃しているらしい。因みに、私は、店頭に表示されている価格で買うだけなので、どの商品が値上げされても特に何も感じない。今まで、企業努力によって低価格に抑えていただいたことに感謝しているし、むしろ、その努力の対価として、もっと値上げしてほしいと思っている。この物価の上昇に関して、不平不満を口にしている方たちは、お金というものに関して、あまりにも無関心すぎたのだと思う。特に、「お金を稼いだらコツコツ銀行に貯金する」という発想はその典型である。

    この急激な米ドルに対する円安を例に挙げて説明すると分かりやすい。円安になると輸入品が値上がりし、輸入品への依存度が高い生活必需品を直撃することは誰でも理解できる。しかし、円安になって困るのは、輸入品が値上がりするというだけではない。例えば、100万円を銀行に貯金していた時、1ドル=100円から20円の円安になったとしても、銀行の通帳に記帳されている金額は100万円のままなので、日本円の視野のみで見ている方は、「別に、円高になっても円安になっても100万円なんだから、自分には関係ない」と思うであろう。しかし、その視野を日本の円とアメリカのドルにまで広げると、「20円の円安により、1万ドルあった貯金が約8333ドルに減少した」ということになる。つまり、日本円の視野のみで見ている方は、「自分が苦労して必死に貯金した資産が、約17%も減少していることに気づいてもいない」ということである。

    世間が円安による物価の上昇でイライラしている時、すでに投資家たちは、原油価格の高騰を想定して原油の先物で利益をだし、円高の時に買っていたドルを、円安の今、再び円に換金して利益をだしている。投資家たちは、原油価格の高騰や円安でイライラするどころか、逆に、笑いが止まらない状態なのである。「円安による微々たる値上げには敏感でイライラしているのに、自分の資産が約17%も減少していることには気づきもしない」。自分たちの資産を減少させないために日々努力している投資家たちが、ゲラゲラ笑っている姿が目に浮かぶ。

    みんなが笑顔で生活するためには、企業の努力だけではなく、消費者個人の努力も必要である。節約することも大切だとは思うが、それだけでは限界があるので、お金というものを、節約という観点だけではなく、金融という観点から見ることも大切になってくる。私は、今年で54歳になる。54年もの間、「お金を稼いだらコツコツ銀行に貯金する」・「お金の話をするのは、下品な人間だ」という固定観念に縛られてきた。お金というものに対して無関心すぎたため、現在、お金などというくだらないものに縛られることになってしまった。特に、若い方たちには、私のように固定観念に縛られることなく、これからの長い人生を楽しんでもらいたい。54年間も古臭い固定観念に縛られていた、もうすぐ消えていく昭和のオジサンからの提言である。

  2022/05/02  




新しい階段が完成したので、次は、階段から畑までの道を整備することにした。


古い階段の廃材を利用して土留を作る。


あとは土を寄せるだけ♪


ホイッ! 完成!


こんな感じ♪ 上の図の畑1〜畑3の間には段差があるので、それぞれの畑を階段でつなぐことにした。

廃材を利用して…。


ホイッ! 完成! これで畑1と畑2がつながった♪


同じく、畑2と畑3もつなげた♪


こんな感じ♪


まだまだ寒い時期だったので、母は室内で待機。


母にお願いして、絡まった水糸をほどいてもらった♪


いよいよ畑3の整備をする。…と言っても、やることは同じ。


木の根を引き抜き…。


切り株を掘りおこして…。


イノシシの防護柵に寄せる。


あとは土を寄せるだけ♪


こんな感じ♪ この写真だと整備が進んでいるように見えるが…。


たったこれだけ…。


まだ、こぉぉぉ〜んなに残ってる♪


ただひたすら土を寄せる…。


ただ黙って土を寄せる…。


おぉぉぉ〜! 頑張った!


よっしゃぁ〜!


うぉぉぉ〜!


ふうぅぅぅ…。ちょっと休憩…。


今年もタラの芽がたくさん採れたので、天ぷらにして食べた。やはり天然のタラの芽は味が違う♪


やっとここまでできた…。


断層みたいになってる。


おぉぉぉ〜! あと一息!


暖かくなったので、母も参加♪


畑3で、子供のように遊んでいた。


なんか楽しそう♪


ホイッ! 完成! 次は、イノシシの防護柵を作る予定♪


今回は畑の面積が広かったので、整備するのに時間がかかってしまった。野菜の苗は買ってあるので、早くイノシシの防護柵を作って苗を植えることにする。

今年の畑も楽しくなりそうである♪


  2022/05/22  




やっと畑3の整備が完了♪


こんな感じ♪ 次は、イノシシの防護柵を作る。


赤い線のように防護柵を作ろうとしたのだが…。


赤い矢印の場所の地盤が固く、スコップで掘ることができなかったので…。


赤い線のように、固い地盤を避けて防護柵を作ることにした。


方法は、いつもと同じ。


伸ばす♪


さらに伸ばす♪


どんどん伸ばす♪


ハイッ! 完成!


こんな感じ♪


次に、合板を設置する。


これも、いつもと同じ作業。


ホイッ! 完成!


単管パイプの長さは、最後に整える。


出入口を作って完成! 赤い矢印の部分からイノシシが侵入しそうに見えるが…。


裏側は、こうなっているので大丈夫♪


因みに、出入口の向こう側には道を作る予定。


この道を、一気に水源まで伸ばす♪


  2022/06/01  




新しい畑が完成したので、すでに買っておいたトマト・ミニトマト・ナス・キュウリ・カボチャの苗を植えることにした。

まずは、穴を掘って…。


たっぷり水をやる。


そして、肥料をやって…。


苗を植え…。


また、たっぷり水をやる。これで完成!


因みに、買っておいたキュウリの苗が3本も枯れてしまった。


そして、苗を植えてからも…。


キュウリの苗が1本…、討死…。


その後、野菜たちが生長したので支柱を立てることにした。水糸をはって…。


真っ直ぐに立てる。


横にも支柱を設置して全体を補強。ナスには短い支柱を立てた。


ホイッ! 完成!


余っていたスペースに里芋を植えることにした。


やることは同じ。


ホイッ! 完成! 因みに、赤い矢印の木は何かというと…。


認知症の母にも道だと分かるようにするための木であった。


新しい畑の野菜たちは、こんな感じ♪ トマト10本、ミニトマト10本、里芋12本、ナス20本、キュウリ21本、カボチャ10本である。「なんでキュウリの数だけ中途半端?」と疑問に感じると思うが、キュウリの苗に関しては、毎年、何本かが枯れてしまうので、20本+5本で買っていた。今年は4本の苗が枯れたので、残った苗が21本ということである。

ん〜、収穫が楽しみだぁ〜!


  2022/06/06  




ガムシャラに新しい畑を整備したので、少し疲れた…。


赤い矢印の畑を整備して、休憩所にすることにした。


上の写真は、昨年、切り倒したタラの木。1年も放置していたので、水分が抜けてカラカラ。


とても軽くなってラクラク持てる。


このタラの木を土留にして…。


赤い矢印の場所の土を寄せる。


それだけでは足りなかったので、赤い矢印の場所の土で補填して花壇が完成!


認知症の母にお願いして、買ってきた花を花壇に植えてもらった。


母は、苗ポットをとらずに、そのまま土に埋めていた。かなり認知症が進行しているようである。


イスはあるので、机を作ることにした。余っていた単管パイプと…。


余っていた木材を再利用して…。


ホイッ! 完成!


ん〜、貴族のようだ♪


藤の木も剪定して…。


私の剪定の仕方が悪いのか、多くの葉が茂るわりには、花が少ししか咲かない。


廃材があったので…。


こんなものを作ってみた。


畑で使う支柱の置き場である♪


焚火をする場所を、畑1の赤い矢印の部分に決めた。


まずは、雑草をとる。


こんなにいっぱい。


ドラム缶で雑草などを燃やし、赤い矢印でお湯を沸かす。因みに、赤い矢印は…。


故障したストーブの中をくり抜いたもの。


水は豊富に涌いているので、無料で無限に楽しめる♪


スーパーで買ってきたコーヒーにお湯を入れて…。


乾杯〜!


お湯を沸かすための木などを拾ってきた。


母と一緒に適当な長さに切断。


私は、ノコギリで丁寧に同じ長さに切断したが、母は、足で踏みつけて切断していた。その理由は、「チマチマやっていたら終わんないよ! 木の量が多いんだから!」。さすが、昔、薪で生活していただけのことはある。

赤い矢印に、集めた木を置く場所を作ることにした。


昨年、切り倒したタラの木を置いて…。


ホイッ! 完成!


木を置く場所は、木さえ置ければそれでいい。ホームセンターで販売しているような立派な薪ラックは必要ない。「もっとも実用的で、もっともシンプルなものが、もっとも美しい」。私の美意識である。

最近、原油価格の高騰などによって、エネルギー問題が活発に議論されているが、ここではその議論は必要ない。そこらへんから枯れ木を拾ってくれば、問題は解決である。

燃えやすい小枝などは、別に置くことにした。


こんな感じ♪ あとは時間があるときに木を集めてくればOK♪


山は良い♪ 何も考えずに、ボォォォ〜と生きていても、誰からも怒られない。


ん?


鷲だ!


以前、コンビニで買ってきたパンを、飛んできた鷲に袋のまま持っていかれたことがあった。鷲は、ただ悠然と空を飛んでいるだけではない。常に獲物を狙っているのである。山では、ボォォォ〜と生きていても人間からは怒られないが、野生動物の格好の餌食である。街で生活すれば、人間関係に疲れる。自然の中で生活すれば、野生動物の餌食になる。ふふふ…、結局、この世界に生きているうちは、気の休まる場所はないということであろうか。

  2022/06/25  




やっと、畑3の整備が完了したので、次は、畑3から水源までの道を整備することにした。


これが、畑3の出入口。


まずは、出入口の段差をなくすために…。


土留をして…。


あとはいつものように…。


土を寄せるだけ♪


赤い矢印は斜面になっているので、その斜面の上から整備することにした。


畑3で大量の水を使用するので、水源から水を確保。


こんな感じで使用♪


私一人がやっと通れる道ができたので、上で作業することにした。


上から見ると、こんな感じ。赤い矢印が、私一人がやっと通れる道。撤去した階段の廃材を赤丸の場所に移動して土留にする。

こんな感じ。


あとは、土を寄せるだけ。


上の写真は、反対側から見たところ。旧道は今まで通っていた道。新道は整備中の道。旧道を切り崩して新道を拡幅している。新道が完成すると、畑3から水源までがメッチャ近くなる。

ふぅぅぅ〜、メッチャ疲れた…。


水源の近くまで道が整備できた。これで、母が安全に水源まで来ることができる。因みに、水源は2つある。

赤い矢印の斜面に階段を作りたいのだが、材料がなくなってしまった…。そこで…。


8年前に作った展望台を解体して、その部品を再利用することにした。


これまで母を楽しませていた…。


立派な展望台だったが…。


これが、8年後の展望台。まぁ…、これはこれで美しいのだが♪


腐った木材を除去して、単管パイプを解体する。除去した木材は、もちろん再利用♪


ホイッ! 終了!


これは、古い階段の最後のパーツ。これを水源の近くの斜面に移す。


まずは道を拡幅して、階段の幅を確保する。


ホイッ! 完成!


これで、畑から水源まで、母が安全に移動できるようになった。ちょうど良い散歩コースである。


あとは、どんどん道を拡幅していくだけ♪


こんな感じ♪


水を飲む時くらいしか水源には来なかったので、雑草がボウボウ。


雑草を除去して、池にした♪


こんな感じ♪


池の水は、パイプを引いて利用する。


左のパイプは水源1からの水、右のパイプは水源2からの水。


水源1の水量と、水源2の水量は、ほぼ同じであった。


水を汲みやすいようにホースをつけて完成!


この水は、巨大な岩の割れ目からコンコンと湧いている。


こんな感じ♪


私が作業をしている間、母にはフキを採取してもらった。山ではやることがいっぱいあって、暇ということがない。イヤイヤやっているわけではないので、心地よい楽しい疲労といったところである。因みに、山で遊んだ日の夜は、母は、気持ちよさそうにグッスリ寝ている。

  2022/07/01  




水源2の整備が終わったので、今度は、草ボウボウで荒れ放題になっている水源1を整備することにした。

まずは、雑草を除去。赤い矢印は、底が抜けてしまった池。


底が抜けたあたりを掘ってみると…。


大量の木材が埋まっていた。この木材と木材の間を水が流れて底が抜けたのであろう。


埋まっていた木材を掘りおこしたので、やっと、水が溜まってきた。


赤い矢印から水があふれて右側に流れれば、赤丸の部分は底が抜けていないということである。


ヨッシャ! オーバーフローした! 底が抜けていないことを確認!


オッと、喜んでばかりもいられない。こいつには気をつけないと…。


Hellow! Snake♪


池から流れてくる水を通すパイプを仮設置。数ヶ月はそのまま放置して、底が抜けないことを確認してから池を整備する。

オッ! 水が溜まってきた!


水がパイプを通過♪


小さな水たまりを作って、落下してくる水の音を楽しむ♪


昔、私は、この池を“龍頭の池”と呼んでいた。


上の写真の切り株が、龍の頭に似ていたからである。


しかし、現在、私はこの池を…。


“龍のヨダレ”と呼んでいる…。


今回、水源の整備をして、改めて、この土地の豊富な水に感謝した。飲料水・家庭菜園のための水・この水源の周辺の気温を低下させるなど、多くの利点がある。

この土地を買う時、不動産屋さんから聞いた話を思い出した。「この水源には、『この村が、どんなにひどい渇水になって困っていた時も、この水源だけは一度も枯れたことがない』という伝説があります」と。

  2022/07/08  




2022年6月23日、野菜たちが順調に生長し…。


いっぱいキュウリがなったので、すぐに収穫♪


現在、私は、無職のオジサンなので、毎日が日曜日。そのおかげで、ほぼ毎日、畑に通っているので、キュウリが巨大になる前に収穫できるようになった♪

カボチャも…。


白カボチャも…。


大玉トマトも…。


ミニトマトも…。


ナスも…。


サトイモも、順調に生長している♪


2022年7月5日、キュウリの他に…。


カボチャと…。


白カボチャが生長したので…。


収穫した♪ 母は、白カボチャを見たことがなかったので、ずっと、「へぇ〜、メロンを買ってきたんだ♪」と言っていた。そこで、私が、白カボチャを切って、メロンではないことを証明しようとしたのだが…。

もっとメロンになってしまった…。後日、ネットで検索して知ったのだが、カボチャは、収穫後、涼しくて暗い場所に1ヶ月ほど保管してから食べると美味しいらしい。因みに、白カボチャは、収穫後、涼しくて暗い場所に2ヶ月〜2ヶ月半ほど保管すると、普通のカボチャと同じように茶色になるそうである。知らないって恐ろしい…。

野菜を収穫した時、その野菜を洗うのは、母の担当である。


水源に行って…。


「どれどれ…」。


「よっこいしょ♪」。


「ゴシゴシ…」。


ホイッ! 終了!


その他にも、いっぱい仕事がある。私が採ってきたドクダミの葉をとって…。


洗って…。


乾燥させる。ホイッ! ドクダミ茶の完成! 因みに、毒を抑えるという意味の“毒矯め=どくだめ”が、“毒矯み=どくだみ”に変化したというのが、ドクダミの由来らしい。また、毒や痛みに効くという意味の“毒痛み=どくいたみ”が、ドクダミに変化したという説や、その特有の臭いから、毒が溜まった場所という意味の“毒溜め=どくだめ”が、ドクダミに変化したという説などもあるようである。

本日は、気温35°を超える猛暑日である。そんな環境で、なぜ、86歳の母が熱中症にならないのか不思議に思う方もいると思うが、その理由は以下の通り。

野菜などを収穫するとき以外、母は、森の中にある水源にいるので、直射日光に当たることはない。さらに、水源の奥から冷たい風が吹いてくるので、常にヒンヤリしていて体温を下げてくれる。

水源には豊富な水があるので、水分補給は万全。また、打ち水の効果によって周囲の温度は1°〜2°ほど下げられている。そして、水源の冷たい水で野菜などを洗うと、さらに、手から体温を下げてくれるのである。

人工のクーラーでキンキンに冷やすよりは、自然のクーラーで緩やかに冷やした方が、人間の体には優しいと思う。これが、気温35°を超える猛暑日でも、86歳のババアが、ゲラゲラ笑いながら楽しく生きていられる理由である。人間に過酷な気温を与えるのは自然であるが、その過酷な気温から人間を守るのも、また自然なのである。

  2022/07/17  




    最近、お笑い芸人である木本武宏さん(=きもと・たけひろ)の投資トラブルが世間を騒がせている。投資をして利益を得ている木本さんの知り合いの方に、木本さんが知っている芸人さんたちを紹介したところ、その方が、芸人さんたちから集めた資金の運用に失敗してトラブルになっているらしい。現在のところ詳細は不明であるが、この種のトラブルは頻繁に聞く話なので、個人的には特に興味はない。ただ、この種の投資トラブルの話を聞くと、死んだ母方のN叔父のことを思い出す。

    昔、「絶対に儲かりますよ!」という証券会社の方の勧誘を信じ、N叔父が証券会社に100万円を預けたことがあった。もう30年以上も前の話なので、現在の価値に換算すると、約300万円といったところであろうか。当時、N叔父がウキウキしながら、楽しそうに株式投資の話をしていたのを覚えている。ところが、その後、N叔父がパッタリと株式投資の話をしなくなったので、私が、「株はどうなってるの?」と聞いたところ、その証券会社の担当者と喧嘩になって株式投資をやめたとのことであった。N叔父の話によると、その担当者が、N叔父が預けた100万円の運用に失敗して30万円の損失を出したらしい。その時、その担当者が、「あと100万円を追加してくれたら、30万円の損失を取り返して、さらに30万円の利益をだせます」と提案してきたので、N叔父は次のように言ったという。「あなたが絶対に儲かると言ったから、100万円を預けたんじゃないか! 絶対に儲かるなら、あなたが追加の100万円を出してくれ。絶対に儲かるんだろ!」と。すぐに、N叔父は、その担当者が購入した全ての株式を売却させたのだが、残念なことに、最終的な損失は50万円にまで膨らんでいた。現在の価値に換算すると、約150万円の損失である。

    確かに、その証券会社の担当者の対応は酷いと思うが、N叔父に全く非がなかったとも思わない。N叔父の非とは、「簡単に他人の話を信用したこと」「資金の運用を他人に任せたこと」である。証券会社は、株式の売買手数料や信用取引の金利などで儲けている。つまり、顧客から預かった資金で、証券会社の担当者が活発に株式を売買してさえいれば証券会社の利益になるので、N叔父が黙っていたら、100万円がなくなるまで株式を活発に売買していたということである。資金が少なくなったら、「あと〇〇万円を追加してくれたら、損失を取り返せます!」と提案して金を引き出し、同じことを繰り返して売買手数料で儲ければいいし、「あぁ…、もう…、こいつには金がないな…」と思ったら、その顧客を切り捨てて、新しい顧客を探せばいい。当時、そのカラクリを理解できなかった人間は、延々と損失を垂れ流し、その損失を取り返すために、延々と借金を繰り返したであろう。

    上の写真は、“東証アローズ”というリアルタイムで投資情報を開示している情報提供スペースである。テレビで株式投資関係のニュースが放送される時によく見る場所なので、「あっ! 知ってる!」という方も多いと思う。私も、N叔父と同じように株式投資を始めたが、それに対する考え方は全く違う。私の株式投資に対する考え方の基礎は、経済学ではなく、人間学である。つまり、株式投資に関する細かい用語を覚えたりするのではなく、金銭欲に満ちた人間たちが、その欲を満たすために、どのように考え、どのように行動するのかを見極めるのである。そのことを理解したからなのであろうか、株式投資を始めて1年ほどになるが、すでに数百万円の利益を得ている。もっとも、不労所得なので利益の半分は寄付しているが。

    おじちゃ〜ん! おじちゃんの損失は取り返したよぉぉぉ〜! 良い教訓を残してくれてありがとう♪ おじちゃんが残してくれた教訓のおかげで、テレビで東証アローズが映ると、「あっ! わが家の貯金箱だ♪」と言って、母とゲラゲラ笑いながら楽しく生活してるよぉぉぉ〜♪

  2022/08/01  




    先月、お笑いタレントである松本明子さん(=まつもと・あきこ)の、“実家じまい”に関する記事を読んだ。 (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)。 その記事によると、実家じまいとは、空き家などになっている実家を手放すことらしい。両親との思い出や、自分自身の子供の頃の思い出があったのであろうか、25年も空き家のまま管理し、その維持に1800万円以上も費やしたという。今後、日本にとって大きな問題になると思ったので、同じような経験をした私の主張を記述しておくことにした。何かの参考になれば幸いである。

    今から14年前、私の父が死んだ時、父は、私たちに不動産と預貯金を残した。相続人は、母と私の2人。私が相続を放棄したので、父が残した預貯金に関しては、母の総合口座に振り込んで終了したのだが、問題は、父が、「絶対に売らないでくれ!」と遺言した不動産であった。築40年を越える集合住宅だったので、年々、その資産価値が低下する上、それを維持するには、最低でも年間20万円ほどの維持費がかかる。私は、即時の売却を主張したが、母は、「お父さんが、売らないでくれって言ったでしょ!」と主張し、さらに、感情的になって、「いつでも私が帰って住めるように、電気・水道・ガスは使えるようにしておいて!」と主張し、一歩たりとも譲歩しなかった。因みに、電気・水道・ガスを使える状態にしておけば、年間3万円ほど費用がかかるので、その不動産を維持するのに、最低でも年間23万円ほどの維持費が必要になる。そこで、私は、その不動産を賃貸にすることを母に提案し、その不動産を売却するチャンスが来るのを粘り強く待つことにした。

    私が即時の売却を主張するのは、賃貸にすると、多くの人間の思惑がからんできて問題が複雑になるからである。例えば、私は、「その不動産の維持費を回収したい」、不動産屋さんは、「少しでも多くの利益を得たい」、部屋を借りる方は、「少しでも家賃を安くしたい」などである。実際、賃貸の管理を依頼した不動産屋さんは、すぐに、母に、「リフォームして綺麗にすれば、家賃を高く設定することができます。そうすれば、高い家賃収入で余裕のある生活が可能ですよ」と提案してきた。しかし、私は、不動産屋さんには、おかかえのリフォーム業者がいて、その業者に仕事を紹介すれば、不動産屋さんは謝礼を受け取ることができるというカラクリを知っていたので、その提案を即座に拒否。逆に、不動産屋さんに、「数百万円かけてリフォームしても、高い家賃が保証されるわけではないですよね? リフォームしても、安い家賃であれば、リフォーム代が借金になります。現在のように景気が悪い時には、高くて綺麗な部屋より、安くて汚い部屋の方が需要があると思います。家賃を安くしてもいいので、今の部屋の状態で借りていただける方を探していただけますか?」と提案した。すると、家賃を安くしたためなのであろうか、10年ほど空き室にはならなかったので、( 年間の家賃 − 年間の維持費 )×10年で、約280万円の利益を得ることができた。

    その後、家賃を安くしても、部屋を借りていただける方がいない“家賃収入0円”となり、もはや、不動産の売却が遅れれば遅れるほど維持費が膨らんで、母の資産が削られるという状態に陥った。不動産屋さんに、「部屋を借りてもらえそうですか?」と聞いても、「今、探しています。少々、お待ちください♪」という返事を繰り返すだけだったので、「もう…、この部屋は賃貸できないと判断して、切ったな…」と判断。…と同時に、この頃には、母の認知症の症状が進行して物事の判断ができなくなっていたので、私にとっては、不動産を売却する絶好のチャンスが訪れていた。そのため、すぐに、別の不動産屋さんに売却を依頼。幸運にも、2ヶ月後、550万円での売却が決定した。賃貸の利益と合わせて、最終的な利益は約830万円。不動産の売却益を母の総合口座に振り込んで、10年にも及ぶドタバタ劇は終了した。因みに、私は、1円の報酬も得ていない。ただのボランティアである。しかも、綱渡りの状態で母の資産を運用するというヒヤヒヤの連続だったので、もう、こんな経験は二度としたくないものである。結果的には、利益で終えることができたが、「不動産の資産価値の低下」「空き室による家賃収入0円」「不動産の年間の維持費」「父の遺言」「不動産への母の思い入れ」など、マイナスの要素が多かったため、その対応を誤れば、松本さんのように損失が膨らんでいてもおかしくなかった。

    私は、今年で54歳になる。もう半世紀も生きているのに、人間の心というものが何なのか、今でも理解することができない。上の写真は、私の家の冷蔵庫にある氷菓子である。今から14年前、私の父が死んだ日、父は、この氷菓子を食べていた。「残りは後で食べるから、冷蔵庫に入れておいてくれ♪」と言われたので、今も冷蔵庫にある。私は、物事を判断する時、一切、人間の感情を考慮に入れない、論理的思考を持った合理主義者である。「絶対に売らないでくれ!」という父の遺言や、その不動産に対する母の思い入れなどというものは、私にとって何の価値もない。しかし、数百万円の不動産を簡単に切り捨てることができる私が、たかだか100円の氷菓子を切り捨てることができず、誰も食べる予定のない氷菓子を、14年もの間、冷蔵庫で保管している。「絶対に売らないでくれ!」という父の遺言を無視した私が、なぜ、この氷菓子を捨てることができないのであろうか? 何とも不思議な話である。

  2022/08/15  




    ウクライナとロシアの戦争が始まってから、もう9年になる。いや、もしかしたら、もっと前から始まっていたのかもしれない。もっとも、この戦争が大きく騒がれ始めたのは、今年の2月24日にロシアがウクライナ全土に侵攻してからである。この戦争に関しては、日本でも大きな関心を集め、白熱した議論が交わされている。

    上の写真は、食べ終わった後のイモの皮である。左は、私が食べたもの。右は、母が食べたもの。母は、もう食べるところがないほどイモを食べ尽くしていることが分かる。戦争で極限の貧しさを経験した母と、その経験がない私とでは、これだけの差があるのである。恐らく、戦争に関する母の主張と私の主張との間には、今、私が考えている以上に大きな差があると推量できる。言論の自由は、老若男女、全ての人間に保障されるべきであるが、この差は十分に考慮されなければならない。ただそれだけの話であり、特に深い意味はない。単なる日常生活の1コマを書いただけである。

  2022/08/22  




    2022年5月8日に配信された、“人気BBQスポット、一部有料化でGWの利用激減…。トラブル減り住民は歓迎・業者は困惑”という記事を読んだ。 (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)。 埼玉県飯能市にある人気レジャースポット“飯能河原”の一部のエリアを、1人あたり1000円を徴収する有料スペースにしたところ、利用者が激減。ゴミの放置や騒音などで悩んでいた近隣の住民たちは歓迎したが、その利用者を相手に商売していた店からは、「このままで商売をやっていけるのか…」という不安の声があがっているという。この記事を読んで、11年前の東日本大震災でのエピソードを思い出した。

    東日本大震災の被害によって風呂に入れない日々が続いていた頃、ある銭湯が、近隣の住民のために無料で風呂を開放したことがあった。すると、自宅の風呂に入れなかった多くの人々が殺到し、マナーの悪い利用者たちが頻繁にトラブルを起こすなど、殺伐とした雰囲気になってしまったので、次第に、利用者たちの間から、「お願いです。100円でも200円でもいいので、料金を徴収してください!」との声があった。その銭湯の責任者は、「ん〜、被災して困っている方々から料金を徴収するのも…」と思ったのだが、結局、料金を徴収することにしたところ、一切、マナーの悪い利用者たちが来なくなり、マナーの良い利用者たちが、気持ち良く風呂に入れるようになったという話である。つまり、料金という“フィルター”を、たった一つかけるだけで、「無料なら行くが、金をとるなら行かない」という人間を遠ざけ、「料金を徴収するのは当然。それよりも、気持ち良く利用したい」という人間が、その店を良い雰囲気にしたということである。

    私は、現在、私が住んでいるマンションを15年前に購入したのだが、その時にお世話になった不動産屋さんの話を、今でも忘れることができない。「駅から離れれば離れるほど、治安が悪くなります」という話である。最初、何を言っているのか分からなかったので、その真意を聞いたところ、「不動産というものは、駅から離れれば離れるほど安くなります。駅に近い不動産を買える人間は、ある程度の収入がある方たちです。ある程度の収入がある方たちは、ある一定の良識があります。だから、雰囲気が良いんです。逆に、駅から遠い不動産しか買えない人間は、収入が低い方たちです。収入が低い方たちは、すれ違っても挨拶をしないなど、良識に欠ける方が多いです。だから、雰囲気が悪くなるんです」とのことであった。

    高収入でも良識に欠ける人間はいるし、低収入でも良識のある人間もいる。その不動産屋さんの話を一概に肯定することはできないが、不動産の世界で長く働き、多くの人間を見てきた方の話を一概に否定することもできない。ごくごく一部のマナーの悪い方たちの話だと思うので、その方たちには、少しだけ周囲に気を配っていただくようお願いしたい。なぜなら、収入の高低で人間を判断しているようで、何とも言えない後味の悪い感覚が残るからである。私は、この話を早く忘れたいのだが、上記のような記事を読むたびに思い出してしまう。やれやれ…、何とも困ったものである…。

  2022/09/01  







【 新型コロナウイルスに関する感想 16 】

    上の写真は、8月17日に掲載された、ナビタスクリニックの医師である久住英二さん(=くすみ・えいじ)に関する記事である。この記事によると、「新型コロナウイルスの PCR 検査用の綿棒が不足し、あと2日もたない」とのことであった (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)。 すでに、7月31日、第100・101代の内閣総理大臣である岸田文雄さん(=きしだ・ふみお)は、新型コロナウイルスの感染症法における位置づけの見直しの検討を明らかにしていて、その位置づけを、入院勧告や就業制限などの厳しい措置を取ることができる2類相当から、季節性インフルエンザと同等の5類相当に変更することによって、その対応でパンク状態にある医療機関・保健所などの負担を軽減させようとしている。しかし、この2類相当から5類相当への変更の必要性は、2年以上も前から指摘されていることである。その問題を今から検討するとなると、「そもそも、本気で実行する意思があるのか?」というところまで疑ってしまう。願わくは、検査用の綿棒くらいは調達して、早急に医療現場に配布してほしいものである。

    現在、検討されている課題の中には、以前から再三にわたって指摘されていることも多い。次のような記事もその一例であろう (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)。 つまり、指摘された時から真摯に課題に向き合っていれば、すでに解決できていた可能性があるのである。しかし、このようなことは、新型コロナウイルスの問題に限ったことではない。“声の大きな専門家”を妄信すると、このようなことになる場合が多々ある。たとえ知名度が低い専門家でも、たとえ説明が上手くない専門家でも、その話にじっくりと耳を傾け、その内容を熟考することが大切である。

    3年前、新型コロナウイルスは未知のウイルスであった。現在でも変異を続けているので、ある意味、今後も未知のウイルスであり続けるのかもしれない。「今後、どうすれば良いのか?」。それは、誰にも分からない。私たちは、今後も、ずっと暗闇の中を歩き続けるのである。「そんな時に必要なものは何か?」。 私は、論理的な思考をすることだと思っている。感情的に行動するのではなく、物事を筋立てて考え、その考えに従って行動するのである。私は、今年で54歳になるが、これ以外の有効な方法を見たことがない。

  2022/09/12  




    2022年9月17日、方言に関する面白い記事を読んだ。その記事には、自分が、「いや、〇〇…」と表現した時、友人から、「前々から気になってたんだけど…、なんでいつも否定してくるわけ?」と言われたというエピソードが掲載されていたのだが (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)、 この記事によると、“いや”は“否”という意味ではなく、東日本、特に北関東から東北にかけて、感動詞の一つとして使われることが多い言葉だという。

    この記事を読んで、ふと、思い出したことがある。私は、4年ほど岩手県の一関市に住んでいたことがあるのだが、「あんた、どう思う?」のように、“あんた”という言葉が普通に使われていた。無論、その文脈や雰囲気から、悪意をもった言葉ではないことは分かるのだが、27歳まで東京に住んでいた私は、その言葉は、人間関係が破綻する最後の最後に使う言葉だと思っていたので、ずっと、不思議な違和感をもち続けていたのを覚えている。

    ただ単に、私が周囲から嫌われていたことに気づいていなかっただけという可能性もあるのだが、その地域で使われている言葉は、その地域での特有の価値を含んでいると思うので、子供の頃から身につけた言葉を変えずに、今後も使い続けてほしい。何か誤解が生じているのであれば、しっかりと話し合って、お互いの理解を深めればいいだけである。一時的な人間関係の改善のために、相手に合わせて言葉を変えてしまうと、自分が思っている以上の大切なものを失ってしまうことになるかもしれない。ただそれだけの話なのだが、面白かったので記述しておくことにした。

  2022/09/20  




2022年7月14日、いよいよ、陸奥之国に収穫期がきた♪


ナス♪


キュウリ♪


トマト♪


サトイモも順調に生長している。


収穫した野菜はバケツへ♪


収穫した白カボチャを持って水源に移動。自分で収穫した野菜は、子供のように絶対に離さない。


丁寧にタワシでゴシゴシ。私は、「乾かしておいてね♪」と頼んで、他の作業をすることにした。


ん〜、確かに乾かしているとは思う…。しかし…、もっと他に方法がなかったのかとも思う…。


収穫したカボチャは1〜2ヶ月後に熟すので、すぐに食べてはいけないらしい。因みに、赤丸の部分の蔓を見れば食べ頃が分かる。

このように蔓が枯れたら食べ頃♪


ホラッ!


今年も…。


バケツに納まらないくらいの…。


豊作であった♪


カボチャの蔓がすごい…。今年、カボチャの苗を10本植えて25個の収穫であった。1本の苗から2〜3個。「最初から1本の苗から2個の収穫」と決めて剪定すれば、こんなことにはならなかったと反省している。

2022年9月17日、雑草たちが暴れ始めた。


雑草たちが、畑1と畑2を占領。


こんな感じ。


弁当を食べるスペースだけは確保。因みに、赤い矢印は、藤棚。


綺麗な花を咲かせているのだが…。


剪定の仕方が分からないので、葉に埋もれてしまっている…。


今年の野菜フェスティバルは終了♪


カボチャは終了。


キュウリも終了。


トマトも終了。トマトの支柱は、暴風雨のため倒壊寸前。


残っている楽しみは、サトイモの生長だけである。


今年も楽しかったぁ〜♪


今年の野菜フェスティバルは終了したので、そろそろ、畑4の整備を始めようと思っている。恐らく、これで最後の畑の整備になると思うので、その後は、畑1〜4を再整備して、常にフルで使用できる状態にする予定。やる事いっぱい♪ 苦労もいっぱい♪ 楽しみもいっぱい♪

  2022/10/02  




今年の野菜フェスティバルは終了してしまったが、完全に野菜が収穫できなくなったわけではない。生長のスピードや成熟度が低下する今の時期は、面白い形の野菜が収穫できるので、私は好きである。

例えば、このナス。なぜ、このような形になるのかは分からないが、夏→秋→初冬という気温の変化などで変異するのであろう。

こう見れば…。


こう見えてくるし♪


こう見れば…。


こう見えたり…。


こう見えたりする♪


また、このようなトマトは…。


このように見えてきて楽しい♪ これが、野菜フェスティバル後の私の楽しみである。


そんなことを楽しみながら、来年の畑の整備を始めることにした。上の写真がその場所。


しかし…。


毎年のことだが…。


荒れているなぁ…。


余談ではあるが、現在、私が住んでいるマンションで改修工事が行なわれているため、多くの粗大ごみが出ている。工事業者さんにお願いしたところ、「好きなものを持っていっていいですよ」とのことだったので、山で使えそうなものをいただいた。

こんなものまで捨ててあった。因みに、このマットだけで2〜3万円ほどする。


机・イス・棚など、全ての家具がそろいそうなほど物が捨ててあったのだが、車に積みきれないので、泣く泣く諦めた…。

このような状態を見ると、改めて日本は経済大国なのだということが分かる。日本が経済的に貧しい国だったら、捨てる物すらないのだから。最近、日本の物価が4%近く上昇したとかで、「生活が苦しくなったぁ〜!」と、ビービーギャーギャー騒いでいるようであるが、日本人は、もっと、自分たちが豊かだということを理解しなければならない。

ブツブツ言っていても何も変わらないので、とっとと畑の整備に戻って現実逃避することにした。


先ずは、草刈りから。


どんどん草を刈って…。


イノシシの防護柵に寄せる。


before…。


after♪


4時間ほどで草刈りが終了。一見すると綺麗になったように見えるが、甘い!


もっとも厄介なのが、木の根である。根を一つ一つ掘り出すのが一番たいへん。


一つ一つ根を掘り出して捨てていく。現在は、2022年10月19日、今年中に作業を終えるのが目標である。

因みに、サトイモは順調に生長している。葉が枯れ始めているので、もうそろそろ収穫か。


こんな感じ♪


サトイモの収穫は初めてなので、収穫のタイミングが分からない。そのため、サトイモを栽培している農家を探して参考にすることにした。「その農家さんが収穫したら自分も収穫」みたいな♪ 他力本願。私の真骨頂である♪

  2022/10/31  





【 認知症と向き合う 16 】

    今後の認知症の研究のためになればと思い、また、認知症の患者を家族にもつ方たちの参考になればと思い、認知症の母を介護している私が、見たままを、感じたままを、そのまま記述して記録に残すことにした。

    2022年9月14日、山陽新聞に世界アルツハイマー月間の記事が掲載されていた (ここをクリックすれば当該記事を閲覧できます)。 「認知症は早期に発見して適切に対処すれば、その人らしい生活を送ることができる。多くの人が考えるきっかけになれば」とのことであるが、なかなか、その浸透は難しいと思われる。現在、認知症の母を介護している私も、その立場になって初めて、その深刻さに気づき、深く考えるようになったからである。仮に、現在、認知症と全く関係のない方たちが、この問題に関心をもったとしても、「何を、どこまで、どう理解し、自分がどう行動すればいいのか?」までは分からないであろう。そのため、私は、このような記事を読んだ時、「認知症と全く関係のない方たちの、『実際に、自分は何をしたらいいんですか?』という問いに対して、自分なら、どのように分かりやすく説明するか?」と考えるようにしている。

    以前、私の認知症の母が、徘徊しているときに転倒して頭部を強打し、救急車で搬送されたことがあった。その時の警察の方の話から、救急車が到着する前に、母は、少なくとも3人の方たちと関わっていることが分かっている。その日は小雨が降っていたからなのであろうか、徘徊している母がコンビニの屋根で雨宿りをしていると、店員さんが、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたようである。そして、近くにいた女性が、「この傘をどうぞ」と言って、母に傘をわたしてくれた。恐らく、その女性は、雨に濡れて帰ったのであろう。この時、店員さんが、「様子がおかしいお年寄りがいます」と110番してくれたのだが、110番している間に母は徘徊を続けてしまった。その後、転倒して頭部を強打し、動けなくなっている母を発見した方が、救急車を要請してくれたとのことであった。もう十分である。認知症の母のことを知らない3人の方たちに、ここまでしていただければ、もう十分である。認知症は、かなり進行していなければ、外見からは分からない。その方たちに、これ以上の対応を期待するのは酷であると思う。上の写真は、その時の傘。この傘こそが答えだと、私は思っている。

    現在、私は、認知症の母を介護しているが、認知症だからといって、誰かから母が差別を受けたということはない。基本的には、今のままで十分であり、周囲の方たちにも感謝しかない。しかし、願わくば、少しでも、「ん? あの年寄り…、変だな…」と思ったら、「大丈夫ですか?」「どうかなさいましたか?」と声をかけていただけるとありがたい。外見だけで認知症と判断するのは難しいが、1〜2分でも会話をすれば、話がかみ合わないことが分かり、認知症と気づく可能性が高まるからである。

  2022/11/15  




    もう15年ほどになるであろうか、上の写真は、国道45号線のある場所に、毎月、供えられている花である。詳細は不明だが、交通事故で亡くなった方に供えられているものだと推量できる。一回だけ中年の女性が手を合わせているのを見たことがあったが、どのような関係なのかは分からない。私は、この花を見るたびに、必ず思い出すことがある。

    私が高校1年生の時、クラスは別だったため直接は知らないのだが、同級生が原付バイクの事故で亡くなったことがあった。私の担任だった先生の話によると、改造した原付バイクを100キロを超えるスピードで運転し、停車中のトラックに衝突したとのこと。その事故に関して、担任の先生が、「ご両親が職員室で泣き崩れていましたが、声をかけることができませんでした。16年間、手塩にかけて育てた子供の命が一瞬にして消えてしまう苦痛は、言葉では表せません。そのことを頭に入れて生活してください」と話してくれたのを今でも覚えている。

    交通事故で亡くなった人間も苦しんだとは思うが、15年間、毎月、新しい花を供えながら現在も苦しんでいる人間は、もっと苦しいと思う。さらに、その人間は、今までの15年間に加え、これからもずっと、死ぬまで苦しみながら生きていかなければならないのである。上の写真の花が、交通事故を起こして亡くなった方に供えられているのか、交通事故に巻き込まれて亡くなった方に供えられているのかは分からない。どちらにしても、交通事故によって、多くの人間の人生が激変することだけは間違いないと思う。ただそれだけの話なのだが、今後の戒めにしようと思ったので記述しておくことにした。

  2022/12/03  




2022年の野菜の収穫が終了したので、支柱などをかたづけることにした。


ホイッ! 終了!


来年までサヨウナラ♪


集めた蔓などは、あとで燃やす♪


そして、すぐに、畑4の整備にとりかかった。


前回までに、ある程度、畑4の草刈りが終了していたので…。


根を掘りおこした。こんな感じ♪


平面にするために、赤い矢印に土留を作る。


ここ♪


土を平らにして…。


合板を仮設置。


因みに、この段差の理由は…。


藤の根が伸びていたので、これ以上、土が掘れなかったからである。


いつもと同じようにして…。


ホイッ! 完成!


あとは、土を寄せるだけ♪


隅は土の負荷がかかるので、単管パイプでガッチガチに固定する。


藤の蔓が邪魔なので…。


階段の下に通した♪


赤丸の部分も何かに使えそうなので、平面にすることにした。


こんな感じ♪


畑4の他の隅もしっかりと土留した。


オッ! 作業に夢中になっていて気づかなかった。写真では分かりにくいが、雪虫が飛んでいる。現在、2022年11月7日、これからどんどん寒くなって、雪が降ってくる。作業を急がなければ…。

さらに根を掘りおこして…。


イノシシの防護柵に寄せて…。


土を寄せる。


あぁぁぁ〜! 疲れたぁぁぁ〜!


なんとか、畑4が完成! 畑3も、まあまあ綺麗になった。


問題は、完全に放置している畑1と畑2である。


これが畑1。地面が見えない…。


これが畑2。草ボウボウ…。赤い丸は、藤棚。


この藤棚に関して、重大な事実が判明した。お隣のSさんの藤は春に花を咲かせるのに、この藤は、秋に花を咲かせる。「ん? 藤の種類が違うのかな?」と思って調べてみたところ、これは藤ではなく、葛だということが分かった。こんな簡単なことに数年間も気づかなかった自分の無知に驚いている。藤ではないと分かった時は伐ろうと思ったのだが、葛の葉は葛茶、葛の新芽と花は天ぷら、そして、葛の花は葛ジュースにすると美味しいということなので、残すことにした。

これは畑1。もはや、どこから手をつければよいのか…。


まずは、通り道を作って…。


一気に刈る! 現在、2022年12月2日、このクソ寒いのに、私は汗をダラダラ流しながら半袖で作業をしている。

集めた雑草などは、あとで燃やす♪


ん〜、雑草を刈ると、けっこう広い♪ 来年が楽しみだ♪


余談ではあるが、上の写真は、“バカの種”。この土地を買った時、不動産屋さんがそう呼んでいたので、私もそう呼んでいる。正式名称は知らない。2本のトゲで、人間が着ている服などにバカのように付着するので、そう呼んでいるらしい。

こんな感じ♪ 本当にバカのように付着する。軍手だけではなく、作業着の上下にもびっしりと付着するので、作業の後、ヘトヘトになっている時に、1つ1つ取らなければならない。たいへん迷惑な話である。

  2022/12/11  




    上の写真は、サッカー日本代表の浅野拓磨さん(=あさの・たくま=28歳)と、ドイツ代表のアントニオ・リュディガーさん(=29歳)である。現在、開催されているサッカーのワールドカップ日本対ドイツ戦でのアントニオさんの走り方が、「浅野さんを自分より低く見て、バカにしているのではないか?」と、少しだけ話題になった。アントニオさんは、足が速い選手とのことなので、同じく足の速い浅野さんに自分の走りを誇示したのかもしれない。お互いのプライドを試合中に戦わせることは、必ずしも相手を低く見ているとは限らないので、実際のところ、その真偽は不明である。しかし、この場面を見ていて、ふと、思い出したことがある。昔、私が子供の頃、父から教えてもらった、「ライオンはな、たとえ、その獲物が自分よりも弱いウサギ一匹だったとしても、全力で食い殺すんだぞ」という言葉である。

    人間というものは、一度、相手の能力が自分よりも低いと思うと、なかなか、その考えを改めることができない。そのため、「実は、相手の能力が自分よりも優れていた」と気づいた時には、すでに手遅れになっている場合も少なくないのである。それどころか、「そんなはずはない」・「これは何かの間違いだ」・「自分が、あんな奴に負けるわけがない」と、自分の能力が劣っていることにすら気づかないということもあるかもしれない。

    父に教えてもらった言葉が原因なのであろうか、私は、常に、「今、自分の前にいる人間には、どんな能力が秘められているのか?」と考えてしまう。どんなにライオンが強くても、どんなにウサギが弱くても、ウサギに噛まれたことが原因で感染症にかかったライオンは、動けなくなって獲物がとれなくなり、そのまま餓死してしまう可能性もあるのである。どんなに相手が弱そうに見えても、どんなに相手の能力が低そうに見えても、決して警戒を怠ってはならない。「こいつは、自分よりも能力が劣っている」と思った瞬間に油断が生じ、自分の能力の多くを、自分自身で削りとってしまっているということを自覚するべきである。ただそれだけの話なのだが、今後の戒めにしようと思ったので記述しておくことにした。

  2022/12/18